バンコクに来たら、やっぱりお寺巡りは外せませんよね。
街中にはたくさんの寺院がありますが、その中でもぜひ訪れてほしいスポットが
「ワットポー」
です。
ここは歴史や文化を肌で感じられるだけでなく、境内では本格的なタイ古式マッサージも体験できます。
またワットポー周辺には、ワットプラケオやワットアルンといった人気観光スポットもたくさんあり、
寺院巡りを効率よく楽しめるのも嬉しいポイントです。
この記事では、ワットポーの見どころや所要時間、アクセス方法、入場料やおすすめの服装、
さらには周辺観光スポットまで詳しくご紹介します。
初めてのバンコクでも、この記事を読めば定番のお寺観光をしっかり楽しめるはずです。
歴史や文化、癒やしの時間をまとめて体験してみませんか?
ワットポーとは

ワットポーは、バンコク旧市街のプラナコーン地区にある、タイで最も歴史のある寺院のひとつです。
王宮やワットプラケオからもすぐ近くで、
バンコク観光では欠かせない定番スポット
として知られています。
初めて訪れたとき、私はそのスケールの大きさと穏やかな雰囲気に圧倒されました。
街の喧騒から少し離れただけなのに、まるで時間がゆっくり流れているような感覚になるんです。
ワットポーの正式名称は
「ワット・プラチェートゥポン・ウィモンマンカラーラーム」
です。
タイ語では
「ワットポー」
と呼ばれ、地元の人にも長く親しまれています。
お寺の歴史は古く、正確な創建年代はわかっていませんが、
アユタヤ時代の後期(16〜17世紀)にはすでに存在していたと考えられています。
つまり、バンコクが首都になるよりも前からこの地に立っていたということ。
そう思うと、歩いているだけでどこか神聖な気持ちになります。
1782年、ラーマ1世がトンブリーから対岸のバンコクに遷都した際、
王宮のすぐ隣にあるこの寺院を修復し、王室の守護寺としました。
荒れ果てていた寺院を立て直し、再び人々の祈りが集まる場所にしたのです。
さらにその後、ラーマ3世の時代に大規模な改修が行われ、
現在のように広大で美しい寺院へと生まれ変わりました。
今見られる多くの建物や仏塔はこのときに再建されたもので、
200年近くたった今でもその壮麗さを保っています。
ワットポーの敷地は約8万平方メートル。
東京ドームでいえば、2個分ほどの広さがあります。
ワットポーはまた、タイの伝統医学や古式マッサージの中心地としても知られています。
境内には「タイ伝統医学校」があり、ここは世界中のセラピストが学びに来る、
いわばマッサージの総本山です。
ラーマ3世の時代には寺院の壁や石碑に学問や医学の知識を刻ませ、一般の人々が学べるようにしました。
そのため、ワットポーは「タイ初の大学」とも呼ばれています。
今でも境内の回廊を歩くと、人体のツボや経絡図が刻まれた石碑を見ることができ、
まさに“知の宝庫”です。
境内には四方にそびえる4基のチェディ(仏塔)があり、それぞれラーマ1世から4世の王をまつっています。
緑や黄色、白など色とりどりのタイルで装飾されており、光を受けてきらめく姿は本当に美しいです。
敷地を歩いていると、僧侶の読経が聞こえてきたり、観光客が静かに座って瞑想していたり。
どの瞬間にも穏やかな空気が流れ、観光地でありながら心がすっと落ち着く不思議な場所です。
ワットポーは、歴史・学問・癒やしがひとつに集まった寺院です。
金色の涅槃仏に手を合わせ、境内を散歩しながらタイの伝統に触れ、最後にマッサージで体を整える。
そんな過ごし方ができるのは、バンコクでもここだけかもしれません。
何度訪れても新しい発見があり、心がリセットされるような感覚になります。
基本情報
名称:ワット・ポー(涅槃寺)
住所:2 Sanam Chai Rd, Phra Borom Maha Ratchawang, Phra Nakhon, Bangkok 10200
営業時間:毎日8:00〜19:30
公式サイト:https://watpomassage.com/en
電話番号:083-057-7100
Google MAP:https://maps.app.goo.gl/h5NE6BwgBMh8KSmK7
ワットポーの見どころと所要時間

ワットポーには、見どころや楽しみ方がたくさんあります。
荘厳な建築や長い歴史に触れられるだけでなく、
心身を癒すマッサージ体験もできるのが大きな魅力です。
ここからは、そんなワットポーの魅力を順にご紹介していきます。
最大の見どころ「涅槃仏」
訪れたら、誰もがまず目にするのが
巨大な涅槃仏
です。
この涅槃像こそが、ワットポーの最大の見どころ。
堂内に足を踏み入れた瞬間、目の前いっぱいに広がる金色の釈迦仏に、誰もが息をのみます。
実際に見ると、その大きさは想像をはるかに超えていました。
全長は約46メートル、高さは約15メートル。
奈良の大仏とほぼ同じ高さ
と言われますが、寝そべった姿の仏像が放つ存在感は圧倒的。
光を受けて柔らかく輝く金色の肌、そして穏やかな表情が、まるで本当に眠っているかのようです。
この寝釈迦像は、釈迦が悟りを開いた後に入滅(にゅうめつ)する、
いわば「最後の瞬間」を表しています。
死を恐れるのではなく、悟りの世界「涅槃」へ静かに向かう姿。
その穏やかな表情には、「終わり」ではなく「解放」という意味が込められているのです。
日本ではあまりなじみのない涅槃仏文化ですが、実際に対面すると、不思議と心が落ち着き、
「生と死」を越えた静寂のような感覚に包まれます。
礼拝堂に入る際は靴を脱ぐ必要があり、入口で配られるビニール袋に靴を入れて持ち歩きます。
その空間に足を踏み入れた瞬間、外の熱気がすっと消え、ひんやりとした空気が流れ込みます。
堂内には細い通路があり、涅槃仏のまわりをほぼ一周できるようになっています。
近くで見ると金箔の輝きが繊細に変化し、離れて眺めると全体のバランスがよく見えるため、
角度を変えるごとに新しい発見があります。
特に顔のあたりを斜め下から見上げる瞬間は、訪れる人が思わず立ち止まるほど。
そして、ぜひ見逃さないでほしいのが
「足の裏」。
長さ約4.5メートル、幅約3メートルの巨大な足裏には、
黒地に貝殻の真珠層をはめ込んだ螺鈿細工が施されています。
そこに描かれている108の模様は、古代インドの宇宙観を表現したもので、
仏教とヒンドゥー教双方の思想を反映しています。
動物、植物、神話などが緻密に描かれ、まるで宇宙の地図のようです。
足裏を過ぎた先には、
煩悩を捨てるという意味を持つ108個の鉢
がずらりと並んでいます。
参拝者は小さなコインを一つずつ入れながら歩き、「カラン、カラン」と響く音に耳を傾けます。
この音のリズムが不思議と心を整えてくれ、歩き終える頃には心が少し軽くなっているはずです。
両替カウンターで20バーツほど支払うと、サタンと呼ばれる小銭を受け取れます。
観光客でも気軽に体験できるので、ぜひ試してみてください。
この涅槃仏エリアの見学にかかる所要時間は、ゆっくり回って約30〜40分ほど。
写真を撮ったり、螺鈿細工をじっくり眺めたり、鉢の儀式を体験したりするには、
1時間程度見ておくとよいでしょう。
出口に近づくと、涅槃仏の背後にある大きな枕が目に入ります。
金箔や色ガラスのモザイクで装飾された枕は、細部まで美しく、
最後にもう一度立ち止まって見たくなるほどです。
その他の見どころ
ワットポーは、涅槃仏だけでなく、境内全体に数多くの見どころが広がる壮大な寺院です。
南北に分かれた広大な敷地のうち、観光客が主に訪れるのは北側。
南側は僧房や学校があり、僧侶たちが修行し、生活する静かなエリアとなっています。
一方で北側は観光エリアとして整備され、荘厳な建築とタイの伝統美が調和した空間が広がっています。
静けさの中に地元の信仰の息づかいが感じられ、歩いているだけで心が整うような時間が流れています。
境内を歩いてまず目に入るのが、色鮮やかに輝く
巨大な仏塔群
です。
ワットポーには大小さまざまな仏塔がありますが、
特に中央に並ぶ四基の大仏塔は圧巻の存在感を放っています。
それぞれが歴代チャクリー王朝の王を象徴しており、
緑はラーマ1世、白はラーマ2世、黄色はラーマ3世、青はラーマ4世を表しています。
王の功績と信仰を後世に伝えるために建立されたこれらの仏塔は、まさにタイの歴史そのもの。
表面をよく見ると、細かな陶器の破片が緻密に埋め込まれており、
中国からもたらされた陶磁器を再利用して装飾したとされています。
太陽の光を受けてキラキラと反射するその姿は、角度を変えるたびに色合いや輝きが微妙に変化し、
訪れる人の目を楽しませてくれます。
本堂に足を運ぶと、礼拝堂のにぎやかさとは対照的に、静寂な雰囲気に包まれます。
この本堂はラーマ1世の時代に建立されたもので、
外回りと内回りの二重の回廊が整然と配置されています。
回廊には約150体もの仏像が並び、その整然とした配置がまるで時の流れを止めたかのよう。
中央にはブロンズ製の本尊が鎮座しており、
その台座にはラーマ1世の遺骨が納められていると伝えられています。
金色の光をまとった本尊を前に手を合わせると、外の喧騒が遠のき、
時間がゆっくりと流れるような感覚に包まれます。
また、境内のあちこちには
不思議なポーズを取った石像
が点在しています。
片足立ちで腕を伸ばしたり、腰をひねったりと、まるでヨガのポーズのようです。
これらは「ルーシーダットン」と呼ばれる、
約2,000年以上前から伝わるとされる古代タイの健康法を表した像
です。
仙人が修行の一環として行った呼吸法とストレッチがもとになっており、
現代のタイ古式マッサージの起源とされています。
これらの像はラーマ3世の時代、健康法を一般市民にも広める目的で設置されたもの。
それぞれのポーズにはツボを刺激したり、体のゆがみを整えたりといった意味があり、
医学的な知恵が芸術として刻まれています。
静かな回廊を歩きながら眺めていると、
タイの人々が「癒やし」と「祈り」を暮らしの中で大切にしてきた文化が感じられるでしょう。
タイ古式マッサージ
そしてワットポーでぜひ体験してほしいのが、境内にある
「ワットポー・マッサージスクール」で受けられる本格的な古式タイマッサージ
です。
ワットポーはタイ古式マッサージ発祥の地として知られており、
国家資格を取得した指導者や学生による施術は、まさに本場の技。
体のエネルギーライン「セン」に沿ってゆっくりと指圧を加え、
凝り固まった筋肉をじっくりとほぐしてくれます。
私も実際に観光の合間に立ち寄って30分ほど施術を受けましたが、
体の芯からほぐされるような気持ちよさでした。
本場ならではの圧のかけ方やストレッチの動きが本当に絶妙で、
終わった後は背中がすっと軽くなったのを覚えています。
料金は30分で300バーツ前後のプランがよく見られ、非常にリーズナブルで、
清潔感もあり安心して受けられます。
時間帯によっては混み合うので、早めの時間に行くのがおすすめです。
マッサージ後には、敷地内のカフェでハーブティーを飲みながら休憩するのもおすすめです。
マッサージ体験にかかる所要時間は、一般的なコースで30分〜1時間ほど。
観光の合間に取り入れるなら、涅槃仏や仏塔の見学と合わせて、
ワットポー全体で2〜3時間の滞在を目安にすると、ゆっくり満喫できます。
特に午前中の早い時間帯は比較的空いており、
仏像や装飾のディテールを落ち着いて見られるベストタイムです。
午後は日差しが強くなりますが、その分、陶器のモザイクや金箔が光を受けて輝く光景が圧巻。
時間帯によって異なる魅力を感じられるのも、ワットポーならではです。
境内を歩いていると、僧侶たちの読経の声やマッサージスクールの授業の音、
そしてお香の香りが絶え間なく漂ってきます。
ワットポーは、
タイの信仰・芸術・医療・歴史が凝縮された場所
です。
涅槃仏や仏塔といった荘厳な建築だけでなく、職人の技が光る装飾、
生活に根ざした癒やしの文化、そして僧侶たちの祈り。
ワットポーで過ごす数時間は、単なる観光ではなく、心を整えるための特別な時間になるはずです。
ワットポーへの行き方

バンコクの中心部、プラナコーン地区にあるワットポーは、
観光客にとって非常にアクセスしやすい場所に位置しています。
北側には王宮として知られるワットプラケオ、西側にはチャオプラヤ川を挟んでワットアルンがあり、
いずれも人気の観光スポットです。
この三つの寺院は徒歩やボートで簡単に行き来できるため、
寺院めぐりを楽しみたい方にとって理想的なエリアといえます。
滞在中に複数の名所を効率よく巡ることもでき、短時間でも充実した観光が可能です。
そんなワットポーへは、徒歩やタクシー、地下鉄、水上バス、トゥクトゥクなど、
さまざまな方法でアクセスできます。
旅行スタイルや宿泊場所に合わせて、最適な手段を選ぶのがおすすめです。
徒歩
まず、カオサンロード周辺に滞在している場合は、徒歩で向かうのがもっとも手軽です。
ワットポーはチャオプラヤ川沿いに建っており、
カオサンエリアからであれば徒歩およそ10分ほどで到着
できます。
ただし、タイは一年を通して日差しが強く、特に乾季の日中は気温が35度を超えることもあります。
帽子や日傘を用意し、水分補給をこまめに行うなど、熱中症対策を忘れないようにしましょう。
歩道が狭い箇所や交通量の多い通りもありますので、安全面にも注意が必要です。
タクシー
もう少し快適に移動したい場合は、タクシーを利用すると便利です。
シーロム地区からならおよそ20分、スクンビットエリアからでも40分前後で到着
できます。
ただし、時間帯によっては渋滞に巻き込まれることもあるため、余裕をもって出発するのが安心です。
流しのタクシーを利用する際は、乗車前に必ずメーターを使うか確認しましょう。
観光地まで行くことを嫌がる運転手もいるため、行き先は乗る前に伝えておくのがポイントです。
また、近年は配車アプリ「Grab」を使う旅行者も増えています。
アプリ上で目的地を入力するだけで料金が事前に表示され、
支払いもアプリ内で完結するため、現金のやり取りや言葉の心配がありません。
ぼったくりなどのリスクも少なく、初めて訪れる人でも安心して利用できます。
ただし、混雑時間帯は料金が高くなる場合もあるため、その点は理解しておくと良いでしょう。
※バンコクのタクシーの乗り方について、詳しくはこちらの記事をご覧ください☟
MRT
また、MRT(地下鉄)を利用したアクセスも可能です。
2019年にブルーラインが延伸し、
ワットポーの最寄り駅「サナームチャイ駅」
が開業しました。
駅から寺院までは徒歩わずか3分ほど。
出口を出るとすぐに寺院の屋根が見える距離です。
MRTは料金が安く、冷房が効いた快適な車内で移動できるのが魅力です。
渋滞の影響を受けないため、時間を読みやすい点も旅行者にとって嬉しいポイントです。
駅構内や案内表示も英語で記載されているため、
初めてバンコクを訪れる方でも迷うことはほとんどありません。
水上バス
バンコクらしい雰囲気を味わいたい方には、水上バスを利用する方法もおすすめです。
かつてはこのルートが主流で、今でも観光客に人気があります。
BTS(高架鉄道)のサパーンタクシン駅を下車し、
近くのサトーン船着き場からチャオプラヤ・エクスプレスボートに乗船します。
およそ20分でワットアルン船着き場に到着するので、そこで下船し、
渡し舟で対岸へ渡るとワットポーはすぐ目の前です。
乗り換えは必要ですが、
川面を渡る風が心地よく、ボートから眺めるバンコクの街並みは格別。
王宮や寺院の屋根が並ぶ景色を楽しみながらの移動は、まるで小さな船旅のよう。
暑い時期は日差しが強いため、帽子や日焼け止めを忘れずに準備しましょう。
トゥクトゥク
また、
タイらしい乗り物といえばトゥクトゥク
も外せません。
ホテルの前や観光地周辺で簡単に見つけることができ、
開放的な車体から風を感じながら走る体験はバンコク観光の醍醐味の一つです。
ただし、トゥクトゥクにはメーターがなく、料金は交渉制です。
乗車前に必ず金額を確認し、納得してから出発するようにしましょう。
ワットポーには複数の入口がありますが、タイ・ワン通り側で降ろしてもらうとスムーズです。
ツアー参加
そして、観光を効率よく楽しみたい方には、ツアーに参加する方法もおすすめです。
ワットポーは
ワットアルン、ワットプラケオと並んで「バンコク三大寺院」と呼ばれており、これらをまとめて巡るツアー
が多くの旅行会社で催行されています。
ホテル送迎付きや日本語ガイド付きのプランも多く、移動の手間が省けるため、
初めてのバンコク観光にもぴったりです。
炎天下を歩き回る時間を減らせるので、体力に自信のない方や家族連れにも向いています。
ガイドの説明を通じて、寺院の歴史や文化を深く学べるのも魅力です。
このように、ワットポーへは複数の行き方があり、それぞれに特徴と魅力があります。
手軽さを重視するならタクシー、コストを抑えるなら地下鉄、風情を楽しみたいなら水上バス、
そして非日常感を味わいたいならトゥクトゥクがおすすめです。
どの方法を選んでも、バンコクの街並みや人々の暮らしを感じながら向かう道中そのものが、
旅の一部として楽しめるでしょう。
ワットポーの入場料とチケットの購入方法

ワットポーを訪れる際には、外国人観光客は入場チケットを購入する必要があります。
タイ国籍を持つ方は無料で参拝できますが、
外国人は一人あたり300バーツの入場料
がかかります。
これは2024年1月に改定された新料金で、以前より少し値上げされています。
120cm以下の子どもは無料で入場できますが、現地では柔軟に対応してくれることもあり、
多少身長を超えていても笑顔で通してくれるケースもあります。
タイらしいおおらかな雰囲気を感じる瞬間かもしれません。
チケットの購入は、入口付近にある「Foreigner(外国人はこちら)」と書かれた案内看板に従って
チケットカウンターへ向かいます。
係員が常駐しており、
現金での支払いが基本
ですが、一部ではカード決済に対応している窓口もあります。
観光シーズンや午前中は混み合うことが多いので、時間に余裕を持って訪れると安心です。
チケットを購入したら、その場で半券を受け取ります。
券面には入場日時や「Wat Pho」のロゴが印字されており、記念として持ち帰る人も多いようです。
改札口のようなゲートにチケットを「ピッ」とかざして入場します。
入場後すぐに広がるのは美しい回廊と礼拝堂の屋根。
荘厳な建築と金色の装飾が目に飛び込んできて、一気に寺院の神聖な空気に包まれるでしょう。
なお、ワットポーの開門時間は午前8時から午後7時半までですが、
最大の見どころである涅槃像が安置された礼拝堂は午後4時で閉まる
ため、見学を希望する場合はそれまでに入場する必要があります。
午前中から昼過ぎに訪れるのが理想的です。
午後遅い時間に到着すると、他のエリアは見学できても涅槃仏の礼拝堂だけ閉まっていることがあるため
スケジュールを立てる際には注意しましょう。
また、敷地内にある
タイ古式マッサージセンターの営業時間は午前8時から午後5時まで
となっています。
見学とマッサージの両方を楽しみたい場合は、午前中から訪れるのがおすすめです。
寺院散策のあとに受けるマッサージは格別で、歩き疲れた身体を癒やしてくれます。
チケット売り場はメインゲート以外にもいくつか設けられていますが、手順はどこも同じです。
人の流れができているので迷うことはほとんどありません。
観光客が多い時間帯でも、スタッフが英語で丁寧に案内してくれるため安心です。
なお、入場料には無料の飲料水が含まれており、入場時にペットボトルを1本受け取ることができます。
タイの暑さの中ではありがたいサービスです。
このように、ワットポーの入場手続きはとてもシンプルです。
事前予約は不要で、現地で当日チケットを購入するだけで入れます。
ワットポーのおすすめ服装や注意事項

ワットポーは、観光地として多くの旅行者が訪れる一方で、
タイの人々にとって信仰の対象であり、神聖な場所
でもあります。
そのため、観光を楽しむ際には服装やマナーに配慮し、敬意をもって見学することが大切です。
ここでは、ワットポーを訪れる際に気を付けたい服装のポイントや、
トラブルを避けるための注意点を詳しく紹介します。
おすすめ服装
まず服装についてですが、
寺院では露出度の高いファッションは避けるのが基本
です。
ノースリーブのトップス、キャミソール、短パン、ミニスカートなど、
肩や太ももが露出する服装では入場を断られることがあります。
ワットポーの入り口では係員が服装チェックを行っており、基準を満たさない場合は入場できません。
とはいえ、バンコクの気候は一年中暑いため、観光中は軽装になりがちです。
寺院を訪れる予定がある日は、羽織りものや薄手のストールを持っていくのが安心です。
もし持っていない場合でも、入り口で貸し出し用の布を借りることができます。
また、足元については比較的寛容です。
本来であればサンダルは避けるべきですが、
観光客が多いワットポーでは、着脱しやすい靴やサンダルでも問題ありません。
寺院内では礼拝堂や仏像のあるエリアに入る際、靴を脱ぐ必要があるため、
スニーカーなどよりも簡単に脱ぎ履きできる履物のほうが便利です。
その他注意事項
さらに、女性が注意すべき点として
「僧侶や仏像に触れてはいけない」というルール
があります。
タイの仏教では、出家した僧侶は女性に触れることが禁じられています。
万が一触れてしまうと、僧侶が修行で積んできた徳が失われると考えられているため、
非常にデリケートな問題です。
観光中に僧侶を見かけても、手を触れたり、隣に座ったりしないようにしましょう。
公共交通機関などでも同様で、バスや電車で僧侶が乗ってきた際には、
女性は席を譲るか軽く挨拶や目礼をするのがマナーです。
同じく仏像にもむやみに触れてはいけません。
ワットポーでは涅槃仏をはじめ、数多くの仏像がまつられていますが、
撮影時に手を添えるなどの行為は控えましょう。
ただし、寺院内で金箔を貼って参拝する儀式の際は、女性も仏像に触れることが許される場合があります。その際は係員の指示に従うと安心です。
また、寺院では
「仏像よりも高い位置に立たない」という暗黙のルール
もあります。
仏像は人々が敬う存在であり、見下ろすような位置に立つのは無礼とされています。
礼拝堂などに入る際は、靴を脱いで床に座り、静かに手を合わせましょう。
周りのタイ人参拝者の動作を参考にすると自然です。
安全面でも注意すべき点があります。
ワットポー周辺では「今日は休みだよ」と声をかけてくる詐欺師がいるという報告があります。
多くの場合、トゥクトゥクの運転手を装っており、
寺院が閉まっていると嘘をついて別の宝石店やお土産屋に連れて行き、高額な商品を買わせる手口です。
ワットポーは基本的に年中無休なので、「今日はクローズ」と言われても信じないようにしましょう。
また、
暑さ対策も忘れずに。
境内は日差しを遮る場所が少なく、敷地も広いため、
帽子やサングラス、水分補給用のドリンクを持っていくと快適に回れます。
礼拝堂内では帽子を脱ぐのがマナーですが、それ以外の場所では日除けとして使用して問題ありません。
最後に、
写真撮影に関しても注意が必要です。
涅槃仏をはじめとする仏像の撮影は許可されていますが、フラッシュ撮影は禁止されています。
また、他の参拝者が祈りを捧げている場面を邪魔しないよう、静かに撮影を行いましょう。
ワットポーは、荘厳な雰囲気と美しい建築、そして穏やかな時間が流れるバンコク屈指の名所です。
観光として楽しむだけでなく、信仰の場であることを意識して行動することで、
より深い感動を得られるでしょう。
ワットポー周辺の観光スポット

ワットポー周辺には、寺院観光を楽しみながらあわせて訪れたいスポットが数多くあります。
バンコクの中心部に位置しているため、徒歩や水上交通を使えば効率よく回ることができます。
ワットプラケオ
まず外せないのは、
ワットプラケオ、通称「エメラルド寺院」
です。
ワットポーからは徒歩で約15分ほどの距離にあり、
川沿いを歩きながら街の風景を楽しむこともできます。
エメラルド色に輝くご本尊はタイで最も格式の高い仏像の一つとされており、
訪れる旅行者の多くがその荘厳さに息をのむスポットです。
外国人入場料は500バーツとやや高めですが、その価値は十分にあります。
境内の美しい装飾や精巧な彫刻の数々は、タイ文化の深さを感じることができ、
多くの場所で撮影可能なので、カメラを持参するのがおすすめです。
訪れる際は、混雑を避けるために午前中の早い時間帯を狙うと、より落ち着いて参拝や観光を楽しめます。
ワットアルン
次に紹介したいのが、チャオプラヤ川を挟んでワットポーの向かい側にあるワットアルンです。
通称「暁の寺」と呼ばれ、三島由紀夫の小説にも登場したことから日本人観光客にも人気があります。
特に夕焼けの時間帯は、
赤やオレンジに染まる空を背景にそびえる仏塔が黄金色に輝き、写真映えするスポット
として有名です。
また、夜にはライトアップされ、昼間とはまた違った幻想的な雰囲気を楽しむことができます。
ワットポーからワットアルンへは、水上バスを利用すれば所要時間10分程度でアクセス可能です。
川の上から見上げる仏塔のシルエットは、陸上からでは味わえない特別な景観なので、
チャオプラヤ川の川面からワットアルンを撮影するのがおすすめです。
その他のスポット
ワットポー周辺には寺院以外の見どころも増えています。
最近では観光客やタイの若い世代にも人気のレストランやカフェが点在しており、
地元の食文化を気軽に体験できます。
タイ式ハーブを使った料理やスムージーを提供するお店、伝統的なギフトショップも多く、
散策の途中で気軽に立ち寄れるのも魅力です。
特に、
ワットポーの西側にあるマハーラット通り
から路地に入ると、隠れ家的なお店や掘り出し物ショップが見つかることがあります。
お気に入りのカフェで一息ついたり、お土産を探したりしながら、
ゆったり散策できるのもこのエリアの楽しみです。
旅行者にとっては「両替」のポイントも押さえておきたいところです。
ワットポー周辺には銀行や両替所が点在
しており、観光の合間に気軽にタイバーツに両替することができます。
特に観光客が集まるエリアでは、レートを確認してから両替するのがおすすめです。
少額でも両替しておくと、水上バスやトゥクトゥクの利用時に便利ですし、
境内で小銭を使った参拝やお守り購入にも対応できます。
このように、ワットポー周辺は寺院観光に加え、
川沿いの景色、カフェ巡り、ショップ探索といった楽しみ方が多彩です。
※バンコクのおすすめ両替所について、詳しくはこちらの記事をご覧ください☟
ワットアルンやワットプラケオと組み合わせることで、バンコクの文化や歴史をより深く体感できます。
両替や軽食の時間も計画に入れておくと、スムーズで充実した散策が楽しめるでしょう。
所要時間としては、ワットポーを含む周辺の寺院やカフェを回る場合、
ゆったり歩けば2〜3時間は確保したい
ところです。
特に写真を撮りながら散策したり、マッサージや休憩を挟んだりする場合は
半日程度の時間を見積もると、焦らず楽しめます。
ワットポーを拠点に、周辺観光をぜひ計画してみてください。
寺院の荘厳さを感じつつ、川沿いの景色や路地裏のショップも楽しむことで、
バンコクの歴史と現代文化を同時に味わえる散策プランが完成します。
まとめ
本記事では、ワットポーの見どころや行き方、入場料、おすすめ服装などについてご紹介しました。
観光の合間にサクッと立ち寄れるのに、
寺院の荘厳さや歴史を感じつつ、タイ古式マッサージで体もスッキリできる。
ワットポーはまさに
「見て、触れて、癒やされる」スポット
です。
敷地内の巨大な涅槃仏やカラフルな仏塔を眺めながら歩いたり、
近くのワットプラケオやワットアルンまで足を伸ばしたりすれば、バンコクらしい風景も満喫できます。
ちょっとした注意を守るだけで、信仰の場としての神聖さも体感でき、観光がぐっと充実。
この記事を参考に、ワットポーでの時間を思いっきり楽しんで、
タイ旅行の思い出をさらに特別なものにしてください。