バンコクに来てBTSやグラブばかり使っていませんか?
私も最初はそうでした。
でも、ある日地元の友人に「ソンテウ乗ってみなよ」と言われて思い切ってチャレンジしてみたら、これがもう最高に面白かった!
バンコクのリアルな日常が、たった9バーツで体感できてしまうんです。
今回はバンコクのソンテウについて、料金・路線図・乗り方・おすすめルート・何時まで運行しているのかまで、私が実際に調べた情報をもとに解説していきます。
バンコク在住の方も旅行者の方も、ぜひ最後まで読んでみてください。
バンコクの「ソンテウ」とは

ソンテウとは、タイ語で「2列」を意味する言葉です。
小型ピックアップトラックの荷台を改造して、左右に2列の長いベンチシートを取り付けた乗り合い交通機関です。
タイ全土で地元の人々の足として活躍しており、バンコクでも郊外エリアを中心に多くの路線が運行されています。
最大の魅力は、何といっても運賃の安さ。
路線によっては7〜10バーツ(約35〜50円)という驚きの値段で乗ることができます。
そしてもうひとつ。
オープンエアな作りで、タイの風を全身で感じながら走れるのが最高に気持ちいいんです。
グラブのエアコンカーとは全然違う、ちょっとした冒険気分が味わえます。
バンコクのソンテウは、大きく2〜3つのタイプに分けられます。
① 乗り合い型(バス型)ソンテウ
決まったルートを走り、複数の乗客を同時に乗せるタイプです。
料金は一律7〜10バーツ程度と非常に安いのが特徴です。
バンコク郊外や住宅街エリアを中心に走っています。
② 待機型(貸し切り型)ソンテウ
BTSの駅前やスーパー前で乗客を待っているタイプです。
乗車前に行き先を告げて、近距離のソイ(路地)を走ります。
料金は30〜80バーツ程度と、乗り合い型よりは高めです。
プロムポン駅〜トンロー駅周辺や、日系スーパー「フジ」前などに多く見られます。
ひとつ知っておいてほしいのが、同じ路線番号でも走るルートが違うことがよくあるという点です。
これは認可を受けた組合が同じ番号で複数のルートを運行しているためと考えられます。
慣れないうちは「同じ番号でも別の場所に行く場合がある」と頭に入れておきましょう。
ソンテウの乗り方と降り方

ソンテウを止めるときの最重要ポイントは、「腕を真横に伸ばして合図する」ことです。
日本のバスのように手を斜め上に挙げるのではなく、肩の高さで腕を真横にスッと突き出します。
タイの文化では、相手の頭より高く手を上げることは失礼にあたるとされているためです。
この一点だけ覚えておけば、乗るのはそれほど難しくありません。
実際に私が初めてやったとき、ちゃんとソンテウが止まってくれたときは感動しましたよ。
乗り込んだら、必ず手すりをしっかりつかむことを忘れずに。
座席に座るまでは絶対に手すりを離さないようにしましょう。
出発時の急加速で転倒するリスクがあります。
慣れている乗客たちはスイスイ乗り込んでいますが、最初は慎重に。
降りたい場所が近づいてきたら、車内の天井や側面についているブザーボタンを押します。
日本のバスの「降車ボタン」と同じ役割です。
ポイントはタイミングです。
ブレーキをかけて停車できるくらい手前で押すことが大切です。
ギリギリで押すと、運転手が止まれないこともあります。
路線によっては、ほぼ全員が同じ終点(例:シーコンスクエア)で降りることもあります。
その場合は自動的に終点で止まってくれるため、ブザーを押さなくても降りられます。
でも「念のため押しておく」くらいがちょうどいいかもしれませんね。
ソンテウの料金相場と支払いルール

バンコク首都圏の近距離路線では、一律料金のケースが多いです。
参考として、エリアごとの目安をまとめると以下の通りです。
| エリア・タイプ | 料金目安 |
| トンブリー(川西側)エリア | 5バーツ程度 |
| オンヌット・ウドムスックエリア | 7〜12バーツ程度 |
| 一般的な乗り合い型 | 7〜12バーツ程度 |
| 待機型(駅前・スーパー前) | 30〜80バーツ程度 |
| 1256番(BTSサパーンタクシン発) | 一律7~10バーツ(変動あり) |
現在は多少値段が変わっている可能性もありますので、参考程度に捉えてください。
それでも安いことには変わりありませんが。
ソンテウの支払い方法には、ちょっとしたルールがあります。
乗車時に払うのではなく、下車後に支払います。
降りたら、運転手の助手席側の窓口に回り、現金を直接手渡しします。
初めて乗ったとき、「どこで払うの?」と戸惑った人も多いはず。
降りてから窓越しに渡す、これだけ覚えておけばOKです。
お釣りが出ることもありますが、小銭を用意しておくとよりスムーズです。
クレジットカードや電子マネーは基本的に使えません。
現金、特に小額紙幣や硬貨を手元に用意しておきましょう。
バンコクの主要なソンテウ路線図とおすすめルート

正直に言うと、ソンテウの公式な路線図は存在しません。
同一番号でも複数のルートがあることが多く、完全な地図化が非常に難しいのが現実です。
でも、いくつか私が実際に調べた・体験をもとにしたおすすめルートを紹介します。
観光・買い物に便利!オンヌット〜シーコンスクエア路線(4番)
バンコク在住の主婦さんたちのブログでよく見かけるのが、この4番ソンテウです。
オンヌット通り沿いのBIG C向かい側に乗り場があります。
目的地はシーコンスクエア(SEACON SQUARE)という大型ショッピングモールです。
料金は1人9バーツ(一律)で、乗車時間は約25分程度。
ユニクロやスシロー、すき家、ドン・キホーテなど日本でおなじみのブランドが入っており、バンコク在住の日本人にも人気のモールです。
シーナカリン鉄道市場(タラートロットファイシーナカリン)も近いため、観光にも使えるルートです。
帰りはシーコンスクエア到着時に降りた場所の近く、歩道橋を道の反対側に渡ったところのバス停から乗ります。
わかりにくい場合は、周りの地元の人に聞いてみましょう。
タイの人たちはとても親切で、片言でも助けてくれることが多いです。
地元密着型!ウドムスック周辺のソンテウ路線図
BTSウドムスック駅のすぐ近く、ウドムスック市場前のバス停から複数のソンテウが出ています。
3ルートが運行しており、それぞれ行き先が異なります。
①1014番:シーコンスクエア方面(ウドムスック発)
1014番はウドムスック市場を出発し、ウドムスック通りを西へ進みます。
イエローラインのシーウドム駅の手前で左折し、シーナカリン通りへ出ます。
シーナカリン通りを北上し、パラダイスパーク横を通ってシーコンスクエアが終点です。
バンコク東部方面からシーコンスクエアへアクセスするのに便利なルートです。
②1014番(Ram2):ラムカムヘン大学方面
同じ1014番でも「Ram2」と表示されているものは、ラムカムヘン大学バンナー校が終点です。
ウドムスック通りを西進し、シーナカリン通りとの交差点を越えてさらに進みます。
ジャルン・プラキアット・ラチャカン通りへ入り、ラマ9世公園の横を通り北西へ進みます。
同じ「1014番」と書いてあっても行き先が全然違うので、乗る前に必ず行き先表示(「Ram2」と書いてあるか)を確認しましょう。
③BTSサパーンタクシン駅発の赤いソンテウ路線(1256番)
BTSシーロム線のサパーンタクシン駅をチャルンクルン通り側に出ると、赤いソンテウがずらりと並んでいるのが見えます。
これが1256番で、バンコク観光中に最も目にする機会が多いソンテウルートのひとつです。
走行ルートはこうです。
BTSサパーンタクシン駅を出発し、高層ビルが立ち並ぶビジネス街のサトーン通りを進みます。
BTSセントルイス駅前を通過し、古い食堂や昔ながらの建物が残る「裏サトーン」と呼ばれるエリアへ。
チャン通り・ナンリンチー通り・ラマ3世通りを経由し、ワット・チョーンロムが終点です。
このルートは、表サトーン(ビジネス街)と裏サトーン(下町)の両方を楽しめる欲張りな路線です。
沿線には歴史的なお寺や昔ながらの名食堂も点在しており、街歩きの好きな方にはとても魅力的なルートと言えるでしょう。
料金は一律7~10バーツ(変動あり)と格安で、日中は10〜15分待てば来るという情報があります。
朝晩のラッシュ時はさらに本数が増えると考えられます。
ソンテウの営業時間

「夜に乗りたいけど、何時まで動いてるんだろう?」
これ、私もずっと気になっていました。
調べてみると、残念ながらソンテウには公式な運行終了時刻の案内がほとんど存在しません。
ソンテウは地元の人々の生活に密着した交通手段です。
需要がある限りは走り続けるのが基本で、夜遅くまで運行している路線は少なくないと考えられます。
特に繁華街や住宅密集地を走る路線は、夜間でも乗客が絶えないため、比較的遅くまで動いているケースが多いようです。
1256番のようにBTS駅前を起点とする路線は、通勤・帰宅の需要があるため朝晩に本数が増えるという情報もあります。
とはいえ、すべての路線が夜遅くまで走っているわけではありません。
路線の長さ・走行エリア・曜日・季節によって運行時間が変わることが多いです。
郊外エリアや乗客の少ない時間帯には、早めに運行が終わることも十分考えられます。
時刻表がないだけに、夜間に利用する場合は特に余裕を持って行動することが大切です。
私のおすすめは「もしソンテウが来なかったらタクシーで帰る」というバックアッププランを持っておくことです。
そうしておけば、焦らず気楽に待つことができますよ。
※バンコクのタクシーについて詳しくはこちらの記事をご覧ください ☟
ソンテウを乗りこなすための便利なアプリ「ViaBus」

「どの番号のソンテウに乗ればいいのか全然わからない…」
バンコクでソンテウに挑戦しようとする人の多くが、この壁にぶつかります。
そんなときの強い味方が「ViaBus(ビアバス)」アプリです。
このアプリでできることは主に以下の通りです。
- 出発地と目的地を入力すると、利用できる路線番号とルートを表示
- GPSで現在地を自動検知し、近くのバス停を案内
- リアルタイムでソンテウ・バスの現在地が地図上に表示
- バス停をタップすると、そこに止まる路線番号の一覧と走行ルートが確認できる
路線図がないソンテウの世界では、このアプリが実質的な「路線図」の役割を果たしてくれます。
App StoreとGoogle Playの両方で無料でダウンロード可能です。
バンコクでソンテウ・バスに乗るつもりなら、出発前に必ず入れておきましょう。
これがあるかないかで、バンコクの移動の自由度が全然違ってきます。
まとめ
最初は「外国人には難しいかも…」と思っていたソンテウですが、実際に乗ってみると思ったより全然ハードルは高くありませんでした。
腕を真横に伸ばして止めて、手すりをつかんで乗り込んで、ブザーを押して降りて、窓越しに料金を渡す。
この流れを覚えてしまえば、あとは行き先さえわかれば乗れます。
ViaBusアプリで路線番号をチェックして、ぜひチャレンジしてみてください。
BTSやグラブとは全然違う、バンコクのリアルな日常が体験できるはずです。