サイアムディスカバリーは、タイ・バンコクの中心「サイアム」エリアにある、少し変わったショッピングモールです。
サイアムパラゴンやサイアムセンターと並び、「ワン・サイアム(ONE SIAM)」を構成する3館のひとつですが、その中でも
デザイン性・雑貨・セレクトショップに特化
しているのが大きな特徴。
館内には、かつて話題だったICON CRAFT(アイコンクラフト)や大型ショップの撤退もあり、現在はより洗練された編集型モールへと変化しました。
その分、「今のタイのセンス」を感じられる雑貨やデザインアイテムに出会いやすくなっています。
また、サイアムディスカバリーは
サイアムセンターやサイアムパラゴンと空中通路で直結しており、買い物だけでなく、フードコートやカフェ、スイーツ巡りまで一気に楽しめるのも魅力。
暑さや雨を気にせず移動できるので、バンコク観光の合間にも使いやすい場所です。
この記事では、サイアムディスカバリーへの行き方、フロアガイド、周辺のグルメ・フードコート事情、おすすめ雑貨お土産を中心にまとめました。
サイアムディスカバリーへの行き方
バンコクの中心、サイアムエリアには3つの巨大ショッピングモールがあります。
サイアムパラゴン、サイアムセンター、そして今回紹介するサイアムディスカバリーです。
この3つをまとめて「ワン・サイアム(ONE SIAM)」と呼んでいて、それぞれ個性が全く違うのが面白いところ。
サイアムパラゴンは高級ブランドや有名レストランが中心で、デパ地下や水族館まであるラグジュアリーなショッピングモール。
サイアムセンターは、タイの最先端のデザイナーズブランドやストリートファッション、フォトジェニックなアート空間が集結した「タイのトレンド発信地」となるモール。
そして、サイアムディスカバリーは
デザイン好きや、クリエイティブなセレクトショップ好きな人が楽しめる
モールです。
外観からして未来的で、吹き抜けやガラスを多用した開放的な建物になっています。
歩いてみると、空間全体がアートのような印象。
いわゆるショッピングモールというより「デザインの実験場」という感じです。
おしゃれな雑貨やセンスのいいお土産を探したい人にはぴったり。
BTSを使ったアクセスが便利
サイアムディスカバリーには、2つのBTS駅からアクセスできます。
「サイアム駅」と「ナショナルスタジアム駅」。
どちらからも徒歩で行けます。
BTSサイアム駅から行く場合
まずは王道ルート。
サイアム駅の1番出口
を出たら、サイアムセンターの中へ。
M FL.と1 FL.(日本でいう2階と3階)に入れますが、やや上になる、スターバックスがある階が1 FL.です。
左折して進んだら、途中でエスカレーターで2 FL.に上がり、そのまま一番奥まで通り抜けると、サイアムディスカバリーへつながる連絡通路があります。

雨の日でも濡れずに行けて便利です。
距離は歩いて5分ほど。
途中にカフェや面白いショーウィンドウやショップもあるので、ちょっと寄り道しても楽しいですよ。
BTSナショナルスタジアム駅から行く場合
もう一つのルートは、隣駅のナショナルスタジアム駅から。
こちらはMBKセンターが目印です。
ナショナルスタジアム駅の3番出口
を出てスカイブリッジを歩くと、右手にMBKセンターがあります。
左手にはBACC(Bangkok Art & Culture Centre)、左奥にサイアムディスカバリーが見えます。

このルートは約3分で到着。
M FL.(日本でいう2階)にそのまま入れるので、とても便利。
建物の外にチューブのように突き出したエスカレーターから1 FL.(日本でいう3階)にも入れます。
アソーク方面からBTSに乗ってきた場合、サイアム駅で乗り換えなければいけませんが、サイアム駅で降りるよりは人が少ないので、混雑を避けたい人にはこちらのルートがおすすめです。
タクシーやトゥクトゥクで行く場合
いつも混雑していますが、特に夕方の時間帯は渋滞するので、BTSを使う方が早いです。
でも、王宮方面から来る人は、トゥクトゥクに乗って来たいかもしれませんね。
サイアムディスカバリーの前は交通量が多いので、乗ってから料金を上げてくる可能性があります。
タクシーも、混む時間帯は乗車拒否されたり、料金交渉が必要かもしれません。
きちんと料金交渉をしておきましょう。
いずれにせよ、少し手前で降りるのがスムーズです。
サイアムディスカバリーの特徴
サイアムディスカバリーは、サイアムエリアの中では比較的人が少なく、落ち着いた雰囲気があります。
混雑が苦手な人でものんびり見て回れるので、ショッピング途中の休憩にもぴったり。
館内にはカフェスペースも点在していて、自由に座っていられるエリアもあるので「少し静かな場所で一息つきたい」というときにも重宝します。
営業時間は毎日10時から22時まで。
夜になるとライトアップされて外観がさらに映えるので、日中と夜で雰囲気の違いを楽しむのもおすすめです。
サイアムパラゴンやサイアムセンターとの回り方
サイアムディスカバリーも含み、ワン・サイアムの3館は通路で繋がっていて、隣のサイアムセンターやサイアムパラゴンへの移動もラクです。
雨が降っても、外に出ずにショッピングやカフェ巡りを楽しめるので、一緒に回ると効率的です。
特にお土産や雑貨を見たいなら、まずサイアムディスカバリーでゆっくりデザイン雑貨を見て、その後サイアムパラゴンで食べ物系のお土産を買う流れがスムーズです。
サイアムディスカバリーの最新フロアガイド
サイアムディスカバリーは「編集型ショッピングモール」と呼ばれるだけあって、毎年のように店が入れ替わります。
ここを支えていた以下の二つは撤退しています。
ECOTOPIA(エコトピア)
ICON CRAFT(アイコンクラフト)
しかし、全体の雰囲気として、以前と比べ、
「大型店は撤退 → セレクトゾーンを強化」
という流れが進み、より“洗練されたモール”に変化しています。
G FL.|ファッション&トレンドゾーン

地上階です。
消滅してしまったDISCOVER THAI(ディスカバリータイ)の機能を
「The Selected(セレクトショップ強化ゾーン)」
として、部分的に引き継いでいるのがこのエリア。
ローカルブランドのアクセサリーやアパレルが並び、いまどきの「タイのセンス」をサクッと楽しめます。
Marimekko(マリメッコ)などの有名なブランド店も多いです。
インフォメーション
があるのもこのフロアです。
個別の店については教えてくれますが、店の出入りが激しいので、フロアマップは置いておらず、各階に設置されているデジタル案内板で確認するしくみです。
M FL.|カフェ&小さめ雑貨ショップ
BTSのスカイブリッジから直結するのがこのM階(日本でいう2階)。
アロマ系ショップ、小さなライフスタイル店が並んでいて、見始めるのにいいフロアです。
この階は変化が激しい階で、全体としては、
デザイナーズ系・ローカルブランド・ポップアップ型
のファッションが中心。
“どこにでもある店”ではなく、
“今のバンコクがどこに向かってるのか”が見えるフロアになっています。
1 FL.|アウトドア用品や男性向けの服や靴
BTSのスカイブリッジから直結するもうひとつの階がここ(日本でいう3階)。
旅行・アウトドア用品、男性のカジュアル服や靴、ちょっと面白いデザインのブランドが多いです。
The North Face(ノースフェイス)や、Crocs(クロックス)、Skechers(スケッチャーズ)、BE@RBRICK(ベアブリック)など、面白く楽しいブランドや有名ブランドも入っています。
よく知られたブランドが入っているのは、G FL.か1 FL.です。
2 FL. |LOFTやMUJIで日本の良さを再発見
サイアムディスカバリーの本命フロアと言ってもいいフロア。
サイアムセンターへの連絡通路もあり、隣のモールに行くのにも便利な場所です。
LOFT
では、文具、コスメ、小物など、日本のアイテムに加えてタイ限定商品もあります。
季節ごとに多くの商品が入れ替わり、見ているだけでも楽しく、実用的な商品も見つかります。
お土産探しにも最適で、必ず寄りたいところ。
ここだけで相当な時間を使ってしまいそうです。
サイアムセンターへの連絡通路の近くには
MUJI(無印良品)
もあります。
その他にも、女性もののバッグ、個性的なアクセサリーや小物など面白い物を発見できそうな階です。
LoftとMUJIの間にはDigital Laboもあり、PC、スマホアクセサリーなども探せます。
スターバックスは2025年現在、このフロアにあります。
3 FL.|休憩したくなったらここ
3階は何軒かのレストランとカフェ中心のフロアです。
日本食としては、大戸屋がなくなって、今は「かごの屋」が入っています。
Cha Tra Mue(チャトラムー)や台湾系カフェ、アイスクリームのお店や日本の京ロールもあり、気分に合わせて選べます。
中央にたくさん、周辺にもいろんなタイプのテーブルと椅子が置いてあり、よくあるフードコートよりも、デザインに凝っていて、気分が上がります。
好きなタイプの場所を選んで休憩しましょう。
ホールの座席のように広い大きな階段はイベントスペースにもなります。
そのまま4階に上がることができる吹き抜けの気持ちの良い空間になっています。

外に出ずにそのまま座って休めるので、サイアム周辺を歩き回る日には利用価値があるフロアです。
ランチタイムは混みますが、午後は比較的ゆったりしています。
ODS(Objects of Desire Store)
3階には、遊び心のある文具・アート雑貨・個性的なアクセサリーなどが並ぶ、クリエイターに愛されるODSが入っています。
変わったデザインのバッグや食器、かわいらしい小物、良い香りのサシェなど、見ていて飽きません。
1点ものを探したい人にとっては今も聖地です。
奥にはカフェもあり、個性的な雑貨に囲まれながら贅沢な時間を過ごせます。
4 FL.-5 FL.|マダム・タッソー蝋人形館があるエンタメ階

4階は“遊ぶ場所”。
主役はマダム・タッソー蝋人形館で、有名人の等身大フィギュアと写真を撮れる人気スポット。
入口をくぐると写真撮影だけで1時間くらい普通に楽しめるので、時間配分に注意。
ショッピングの合間に気分転換したいときにも向いています。
他にも、広いスペースに、いろんなゲームが並んでいて、ちょっとした飲み物が買える休憩スペースもあります。
ひとつ上の5階には、マダム・タッソー蝋人形館のグッズ売り場があります。
サイアムディスカバリーで見るべきスポット

サイアムディスカバリーの魅力は、買い物できるだけじゃなくて「タイの今」がそのまま詰まっているところ。
近くには
BACC(Bangkok Art & Culture Centre)
もあるアートあふれるエリアで、BTSナショナルスタジアムからのスカイブリッジのオブジェのデザインも楽しいです。
観光で初めて来る人にとっても、何度もバンコクに通っている人にとっても、「今のタイのセンス」を一番体感しやすい場所と言っていいでしょう。
大型モールなのに、どこか実験的で、完成しきっていない感じがある。
それがサイアムディスカバリーの楽しさです。
ブランド名を追いかけるというより、空間やアイテムの“雰囲気”を楽しむ場所なので、時間に追われず、ぶらっと歩くくらいがちょうどいいです。
The Selected
「DISCOVER THAIが消えてショック…」 そう思う人は多いですが、実はコンセプト自体は生き残っています。
G FL.にあるThe Selectedは「若手デザイナー発掘ゾーン」と言っていいスペース。
以前のDISCOVER THAIほど大きな区画ではありませんが、その分、かなり絞り込んだセレクトになっています。
“都会的でミニマル”。
この言葉が一番しっくり来ます。
若手デザイナーの新作が入ることが多く、服・帽子・バッグなど、タイのストリート感をほどよく残したアイテムが目立ちます。
派手すぎず、でも無難ではない。
ポリシーを感じさせるデザインが多い印象です。
扱うブランドはコンパクトだけど、どれも個性が強い。
服・バッグ・アクセサリー・雑貨がバランスよく揃っていて、いわゆる“ローカルの良いところだけ集めたセレクト”という感じです。
ここはDISCOVER THAIが無くなったあと、実質的にその役割の一部を引き継いでいます。
完全な代わりではないですが、「今のタイブランドを軽くチェックしたい」なら、まずここを見ておけば間違いありません。
ポップアップセレクト
M FL.には短期間で入れ替わるポップアップスペースがあり、ここもDISCOVER THAIの後継ポジションのひとつ。
ハンドメイド系、エコ素材、地方クリエイター、実験的ブランドなど、ひとことでまとめられないけど、行くたびに違うブランドに出会えます。
まだ知名度が高くない作り手の作品が多く、「よくこんなの見つけてきたな」と思うこともしばしば。
イベントによって雰囲気がガラッと変わるので、前に来たことがある人ほど、もう一度見てほしい場所です。
同じフロアなのに、前回と全然違う空気になっていることも普通にあります。
「たまたま見つけたけど、めちゃくちゃ良かった」という出会いが多いのがこのゾーンの魅力。
観光地的なお土産というより、 “自分用にちょっといい物を買う” そんなテンションで見るとハマります。
LOFT

2 FL.にあるLOFTは説明不要の安心感。
しかも、タイのLOFTは“日本より楽しい部分”があります。
それは、
タイ限定アイテムが多いこと。
パッケージがタイ仕様だったり、色づかいが少し派手だったり、日本では見かけないデザインが混ざっているのが面白いです。
軽くて持ち帰りやすい雑貨、実用的な文具、ちょっとしたギフトが豊富で、サイアムディスカバリーの中でも「外せない一店」として定着しています。
観光で来た人のお土産選びでも、ハズレがほぼない。
値段も手頃なので、まとめ買いしやすいのも良いところです。
正直、時間がない人は 「LOFTだけでも見て帰る」 という使い方でも満足度は高いです。
ODS

3 FL.にあるODSは、サイアムディスカバリーの中で“最もしっかり尖っている”エリアです。
強烈に個性的で、一歩入った瞬間「他のショップと空気が違う」と分かるタイプの場所。
見て歩くだけで気分が上がるアート空間です。
・ユーモアのあるステーショナリー
・手作り感を大事にしたセラミック
・小さなアート作品
・ちょっとクセのあるインテリア
どれも写真映えするし、デザインの“ひねり方”がタイらしくて面白い。
海外の人が思い描く“アジア雑貨”とは全然違って、かなり現代的です。
SNSでよく見かける珍しい雑貨の多くは、だいたいここが出どころ。
バンコクらしいお土産を探している人には、かなり刺さると思います。
入れ替わりが激しいので、気に入ったらその場で買うのが正解。
「次来たら消えてた」が普通にある店なので、直感で動くのが正解です。
奥にあるカフェスペースも、ODSらしい世界観で、買い物の合間に一息つくのにちょうどいい場所です。
このエリアを歩く時のコツ
この章で紹介したゾーンは、全部じっくり見て回ると簡単に1〜2時間消えます。
買うつもりがなくても「見るだけで楽しい」空間ばかりなので、時間に余裕を持ったほうがいいです。
さらに、アイテムの入れ替わりがかなり激しいエリアなので、気になる物があったら迷わず確保しておくこと。
特に、ODS・ポップアップセレクトは、再入荷しない物が多いです。
サイアムパラゴンやサイアムセンターと違い、サイアムディスカバリーは「しっかり立ち止まって」眺めましょう。
周辺グルメ完全ガイド
サイアムディスカバリーでの買い物に夢中になっていると、気がつけば「お腹すいたな」と思うタイミングがやってきます。
館内を歩き回って、雑貨を見て、写真を撮って。
想像以上に体力を使うので、食事や休憩はかなり重要です。
このエリアの強みは、 サイアムディスカバリー・サイアムセンター・サイアムパラゴンが空中通路でつながっていること。
外に出ずに移動できるので、暑さや雨を気にせず、その時の気分で店を選べます。
バンコクらしいローカルごはんから、映えるスイーツまで。
歩き疲れたときに立ち寄りたい、使い勝手のいいグルメスポットをまとめました。
サイアムディスカバリー内のカフェでひと休み

サイアムディスカバリーは、全体的に落ち着いた空気感。
「とりあえず座りたい」「少し静かに休みたい」というときに助かります。
定番はやっぱり
スターバックス。
2 FL.にあり、窓際席からはサイアムセンター方面を見渡せます。
(スターバックスは、サイアム駅からサイアムセンターの1 FL.に入るところにもあります)
ゆっくりしている旅行者も多いです。
もう少しこのモールならではの雰囲気を味わいたいなら、3 FL.のODS奥にある
「KAFFE by ODS」
がおすすめ。
デザイン雑貨に囲まれた空間で飲むコーヒーは、気分をわくわくさせてくれます。
そして忘れがちですが、 タイティーで有名な
「ChaTraMue(チャトラムー)」
は、サイアムディスカバリー内と、サイアムパラゴン地下の2店舗があります。
どちらの店舗でも、ドリンク ・茶葉 ・粉末タイプ・ トートバッグなどのお土産が購入可能。
その場で一息つきたいならディスカバリー内。
まとめてお土産を選びたいなら、品ぞろえが少し多いパラゴン地下。 この使い分けがいちばん楽です。
さらに有名なのが「After You Dessert Café」。
ふわふわのパンケーキや、名物のかき氷は安定の美味しさ。
常に行列ですが、時間に余裕があれば並ぶ価値はあります。
サイアムセンターで手軽にごはん
サイアムディスカバリーには本格的なレストランは少なめ。
でも、すぐ隣のサイアムセンターにはレストランがずらり並んでいます。
2 FL.なら、サイアムディスカバリーからの連絡通路を抜けて来てすぐです。
ドリンクのみや軽めの食事、がっつり系まで、さまざまな店舗が並びます。
とにかく、お腹が空いたときにすぐ入れる距離にあるのが便利です。
サイアムパラゴンに近いエリアに来たなら、M FL.にも食事できる店が並んでいます。
ドリンクやお手軽な価格の食事からしっかりした食事まで選べます。
サイアムパラゴンのスイーツ天国
甘いもの好きなら、サイアムディスカバリーからスカイブリッジでつながる「サイアムパラゴン」も外せません。
地下の「Gourmet Market」周辺にはスイーツ店が密集しています。
マンゴースイーツで有名な「マンゴータンゴ」や、タイティーで人気の「チャトラムー(ChaTraMue)」もこのエリア。
ちょっと高級感のある「After You Dessert Café」もおすすめです。
ふわふわのパンケーキやかき氷が絶品で、特に人気の
「シェイブドアイス(かき氷)」
は一度食べる価値あり。
いつも行列ができてますが、それでも並ぶ人が絶えない人気ぶりです。
テイクアウトで済ませたいときは
歩き疲れて外食する元気がないときは、 サイアムパラゴン地下のGourmet Marketが便利。
お弁当、カットフルーツ、デザート類が充実していて、 ホテルに持ち帰る人も多いです。
マンゴースティッキーライスやローストチキンは、 味も量も安定していて失敗しにくい選択。
イートインスペースもあるので、軽く食べて帰ることもできます。
ちゃんとした食事をしたいときは
少し落ち着いた食事をしたいなら、サイアムパラゴン内のレストランが安心です。
定番は「NARA Thai Cuisine」。
タイ王室御用達として知られ、観光客にも評判の良い店。
トムヤムクンやグリーンカレーなど定番料理も、 味付けが上品で、初めてのタイ料理にも向いています。
価格は1品200〜300バーツ前後ですが、満足感は高いです。
グルメも含めて、このエリアを楽しもう
サイアムディスカバリー周辺は、 買い物・食事・休憩がすべて徒歩&屋内移動で完結する、かなり優秀なエリアです。
「今は軽く」「次は甘いもの」「今日はもう部屋で食べたい」 そんな気分の変化にもすぐ対応できます。
ショッピングの合間に、無理せず、気分で選ぶ。
それくらいラフに使うのが、このエリアのいちばん賢い楽しみ方です。
サイアムパラゴンについてはこちらの記事も参照ください ↓
まとめ
サイアムディスカバリーは、タイ・バンコクの数あるショッピングモールの中でも、少し立ち位置の違う存在です。
高級ブランドが並ぶサイアムパラゴンとも、トレンド最先端のサイアムセンターとも違い、
デザインや空間そのものを楽しむモール
と言った方がしっくりきます。
アクセスはBTSでとても簡単。
サイアム駅・ナショナルスタジアム駅のどちらからも徒歩圏内で、雨の日でも空中通路を使えばほぼ濡れずに移動できます。
さらに、サイアムセンターやサイアムパラゴンと館内通路でつながっているので、暑さの厳しいバンコクでも無理なく回れるのが大きなメリットです。
フロア構成は少し独特ですが、G FL.やM FL.では今のタイらしいセレクト雑貨やポップアップ、2 FL.ではLOFTやMUJIを中心に実用的で失敗しにくいお土産探し、3 FL.ではカフェやODSで休憩と刺激、という流れを意識すると、かなり効率よく楽しめます。
特にLOFTやODSは、
「バンコクらしいけど、観光地っぽすぎない」雑貨
を探している人には相性がいい場所。
軽くて持ち帰りやすい物も多く、自分用にも人へのお土産にも使いやすいのが魅力です。
食事やカフェに関しても、館内だけで完結させる必要はありません。
その時の気分に合わせてサイアムセンターで手軽に食べる、サイアムパラゴンでスイーツやフードコートを楽しむ、という使い分けができるのは、このエリアならでは。
ChaTraMueやAfter Youのような定番も、移動の流れの中で無理なく立ち寄れます。
サイアムディスカバリーは、「絶対に何かを買わなきゃいけない場所」ではありません。
むしろ、ぶらっと歩いて、気になったものだけ手に取る。
そのくらいの距離感で向き合うと、このモールの良さが一番よく分かります。
ショッピング、雑貨、お土産、カフェ、フードコート。
それらを一日で詰め込むのではなく、サイアム散策の一部として組み込む。
それが、サイアムディスカバリーをいちばん気持ちよく楽しむ方法です。