タイ・バンコクは、日が沈むと街全体がまるで別世界のように輝き出します。
私は何度もこの街を訪れていますが、夜のバンコクは本当に魅力的で、昼間とはまったく違う顔を見せてくれます。
ナイトマーケットやライブミュージック、ジャズクラブなど、ジャンルごとに楽しみ方がまったく違っていて、毎回どこに行こうか迷ってしまうほどです。
今回は、バンコクの夜遊びスポット・おすすめエリア・ジャンル、そしてバンコクの夜の治安と注意事項についてお話しします。
バンコクの夜遊びエリア

バンコクといえば、おいしい料理や寺院巡りも魅力ですが、夜の街の表情も見逃せません。
実は私、初めてバンコクを訪れたとき、あまりナイトライフに興味がなかったんです。
でも、一度その世界を覗いてみたら……すっかり虜になってしまいました。
今回は、私が実際に足を運んだバンコクのおすすめバーやクラブを、体験談を交えて紹介します。
どのスポットも雰囲気が違って、自分の気分やスタイルに合わせて選べるのがバンコクの魅力です。
スクンビットソイ11(ナナ)
バンコクに来たら一度は足を運んでみたいナイトスポットがいくつかありますが、その中でも「スクンビット・ソイ11(Sukhumvit Soi 11)」は、個人的に特におすすめしたいエリアです。
この通りは、BTSナナ駅から歩いてすぐの場所にあり、昼と夜でまったく違った顔を見せてくれる不思議な通りです。
このエリアには、高級ホテルやスタイリッシュなバーが並んでいて、どこを歩いても洗練された雰囲気が漂っています。
特に外国人観光客やバンコクに駐在しているビジネスマンたちに人気があり、国際色豊かな雰囲気が楽しめるのも魅力のひとつです。
昼間は比較的静かで、カフェやレストランが並び、外国人の姿もちらほら見かけますが、日が沈むと一気に雰囲気が変わり、ネオンが輝き始めて賑やかさが増していきます。
絶景を楽しめるルーフトップバー「オクターブ」
ナナの夜景スポットして一押しなのが、マリオットホテルの最上階にある
ルーフトップバー「オクターブ(Octave Rooftop Lounge & Bar)」
です。
私も一度夕暮れ時に訪れたことがありますが、都会の喧騒を離れて、空がオレンジから紫に染まる光景を見ながら飲むカクテルは本当に格別でした。
ドリンクは一杯300バーツ前後と少し高めですが、その雰囲気と眺望を考えれば納得の価格です。
記念日や特別なデートにもぴったりだと思います。
本格クラブで熱狂「レベルズ」&「インサニティ」
もっとアクティブに夜を楽しみたいという方には、クラブ巡りがおすすめです。
中でも有名なのが
レベルズ(Levels)
インサニティ(Insanity)
というクラブです。
ソイ11の魅力と注意点
ソイ11の魅力は、ただの派手なナイトスポットではなく、大人が安心して遊べる「上品さ」や「落ち着き」もあることだと思います。
騒がしいだけのクラブ通りとは一線を画していて、30代以上の旅行者やカップルにも非常におすすめです。
もちろん若い人たちも多く見かけますが、年齢層は比較的幅広く、落ち着いた人たちが集まっている印象でした。
夜遊びを楽しむエリアとはいえ、安全面には気をつけたいところです。特に深夜になると、通りにいるタクシーの中にはメーターを使わない運転手もいますので、できればGrabなどの配車アプリを使うのがおすすめです。
また、クラブではドレスコードが設定されていることもあります。特にサンダルやタンクトップでは入場を断られる場合があるので、少しきれいめな服装を心がけましょう。
シーロム – ビジネス街の顔から夜はロマンチックに変身
昼間はスーツ姿の人々でいっぱいのビジネス街「シーロム」も、夜になるとガラリと雰囲気が変わります。
特に有名なのが、「パッポン通り」のナイトマーケット。
お土産探しにはぴったりですが、呼び込みも多いので、初めての方は少し驚くかもしれません。
私が特に気に入ったのは、「ヴァーティゴ&ムーンバー(Vertigo & Moon Bar)」。
高層ビルの屋上にあり、バンコクの夜景を見ながら、優雅なひとときを過ごせます。
価格はカクテル1杯400~800バーツ(約1,600~3,200円)と少し高めですが、その景色と雰囲気にはそれだけの価値があります。
記念日やデートなど、特別な夜にぴったりです。
ちなみに、ドレスコードがあるバーも多いので、サンダルや短パンでは入れないことも。
私は一度、カジュアルすぎて入店を断られたことがあるので、服装には注意しましょう。
カオサン通り
私が初めてバンコクを訪れたとき、一番衝撃を受けたのがカオサン通りでした。
ここは「バックパッカーの聖地」と呼ばれるほど、世界中の若者が集まる賑やかな通り。
とにかくエネルギッシュで、音楽と笑い声が夜中まで絶えません。
道端ではダンスが始まり、ショットドリンクの販売やボディペイント、なんとサソリの串焼きを売る屋台まであり、初めての人はびっくりすると思います(笑)。
おすすめのスポットは、リーズナブルなバー「ブリック・バー」や「ザ・クラブ」。
ドリンクも1杯100~250バーツ(約400~1,000円)と手頃で、気軽に飲んで踊って楽しめます。
ナイトライフ初心者や20代の旅行者、ノリ重視の人には本当におすすめです。
注意点としては、カオサン周辺はスリが多いので、荷物にはくれぐれも気をつけましょう。
トンロー&エカマイ – 今のバンコクを感じるならここ!
バンコクの中でも特にトレンド感のあるエリア、トンロー&エカマイ。
ここは、おしゃれなカフェや高級レストラン、バーが集まり、地元の富裕層や流行に敏感な若者に人気の場所です。
私は友人に連れられて「アイアンフェアリーズ(Iron Fairies)」というバーに行ったのですが、その内装の幻想的な雰囲気に一瞬で心を奪われました。
まるで童話の中に入り込んだような空間で、ドリンクもとても美味しかったです。
また、「デモクラシー」や「バンククラブ」などのクラブでは、最新の洋楽ヒットが流れ、洗練された雰囲気の中でダンスを楽しめます。
価格はやや高め(ドリンク1杯250~600バーツ、約1,000~2,400円)ですが、「せっかくだし贅沢したい」という夜にはぴったりです。
バンコクでおすすめのクラブや夜景スポット
バンコクは、昼と夜でまったく違う顔を見せてくれる街。
その中でも、クラブと夜景スポットは特に魅力的です。
ここでは、バンコクのおすすめのクラブや夜景スポットについていくつかご紹介します。
レベルズクラブ&ラウンジ
スクンビット・ソイ11にある「レベルズクラブ&ラウンジ」は、私が初めて訪れた本格的なクラブでした。
正直、少し緊張しながら入店したんですが、中に入ってみると広々としたフロアに圧倒され、音楽と照明の演出が非日常感を高めてくれました。
ここではEDMやヒップホップ、R&Bなど複数のジャンルが流れていて、気分に合わせてフロアを移動できるのが楽しいポイント。
VIPルームもあり、30代以上のちょっと大人な雰囲気を楽しみたい人にぴったりです。
私も友人と一緒に何度か訪れましたが、ダンスフロアの熱気に包まれて、気づいたら朝方になっていたこともあります。
ドレスコードがあるので、男性も襟付きのシャツやサンダルは現金なのでスニーカーなどで行った方が良いでしょう。
私はTシャツで行ってしまって、一度入店を断られた苦い思い出があります……
入場料は300~500バーツ(約1,200~2,000円)ほどです。
インサニティ
インサニティは少し大人向けの印象で、空間が広く、音響設備もしっかりしているのが特徴です。
世界的に有名なDJが来るイベントもあり、ファラン旅行者も多くタイ国内外から多くのパーティーピープルが集まってきます。
ちなみに、クラブの入場料はイベントによって異なりますが、だいたい500〜700バーツ程度で、ドリンク1杯付きのことが多いです。
ドリンク単体では1杯200〜400バーツ前後が相場で、日本円で800〜1,600円ほど。決して安くはないですが、日本のクラブと比べてもそこまで大差はないです。
シング・シング・シアター
バンコクにはたくさんのナイトスポットがありますが、その中でも私が特に心を奪われたのが
Sing Sing Theater(シング・シング・シアター)
です。
場所はスクンビット・ソイ45近くにあり、BTSのトンロー駅から歩いて10分くらいの場所にあります。
Grabを使えば簡単にアクセスできます。
入り口はちょっとわかりづらいですが、「レストランかな?」と思って通り過ぎないように気をつけてください。
シング・シング・シアターに初めて訪れたときのあの感覚、今でもはっきり覚えています。
入り口の扉をくぐった瞬間、まるで自分が中国の昔話の中に迷い込んだような気分になったんです。
劇場という名前の通り、ここは単なるクラブではありません。
赤いランタンが天井からいくつも吊るされていて、壁にはドラゴンや古代の建築様式を思わせる装飾。
まるで古い中国のオペラ劇場にタイムスリップしたかのような、不思議で幻想的な空間が広がっていました。
その夜は、旅行中に知り合ったドイツ人の友人と一緒に行ったのですが、2人とも口をそろえて「こんな場所、日本には絶対ないよね!」と興奮が止まりませんでした。
クラブなのに、まるで映画のセットの中で遊んでいるような感覚。思わず写真を何枚も撮ってしまいました。
音楽とアートが融合した独特な空間
シング・シング・シアターでは、エレクトロやハウス系の音楽が中心に流れていて、DJたちが夜を盛り上げてくれます。
ダンサーやパフォーマーが、時にはサーカスのような衣装で登場し、ステージ上で踊ったり、空中パフォーマンスを披露したり。まさに「ショー」を観ながらナイトライフを楽しめる場所なんです。
ちなみに、このシアター風のデザインは、香港出身の有名な建築デザイナーが手掛けたそうで、「アートとナイトライフの融合」をテーマにして作られたそうです。
料金はやや高め。でも、それ以上の価値あり!
カクテルの価格は1杯あたり250〜400バーツ(約1,000〜1,600円)と、バンコクの物価からすると少し高めかもしれません。
でも、その特別な空間で飲む一杯は、ただのドリンク以上の価値があります。
私が頼んだのは、ドラゴンフルーツを使ったシグネチャーカクテルで、見た目も味も個性的。
友人がオーダーしたのはスモークを使ったカクテルで、まるでマジックショーのように提供されて、思わず歓声が上がりました。
もしカップルで訪れたら、きっと忘れられない思い出になると思います。
店内の照明やインテリアがとにかくロマンチックで、非日常の中で特別な夜を演出してくれること間違いなしです。
気をつけたいポイントとアドバイス
ただし、いくつか注意点もあります。
まず、シング・シング・シアターは非常に人気のあるスポットなので、特に金曜・土曜の夜はとても混みます。
できれば事前にテーブルを予約しておくのがおすすめです。
立ち飲みでも楽しめますが、長時間になるとちょっと疲れてしまうかもしれません。
また、ドレスコードもしっかりしていて、サンダルや短パンでは入場できない可能性が高いです。
スカイ・ビーチ・バンコク (バンコクNo.1夜景スポット)
スカイ・ビーチ・バンコクは、バンコクの中心地にそびえる超高層ビル「キングパワー・マハナコン」の最上階、つまり高さ314メートルという、まさに空の上にあるルーフトップバーです。
私が訪れた日は少し風があったのですが、その風さえも心地よく感じるほどの解放感と景色に、思わず息を呑みました。
バーに上がるエレベーターも近未来的で、上昇する途中に映像が流れる演出も面白かったです。
最上階に着くと、そこにはバンコクの街並みが360度見渡せる絶景が広がっていて、まるで映画のワンシーンに入り込んだような気分になりました。
特に夕暮れ時から夜にかけての時間帯が本当におすすめで、刻々と色を変える空と、街の灯りが混ざり合う景色は一生の思い出になります。
カクテルの価格は400~600バーツ(日本円で約1,600~2,400円)とかなり高めに感じるかもしれません。
でも、それ以上の価値があると私は思いました。
なぜなら、ただのドリンクではなく「空の上で飲む特別な一杯」だからです。
スタッフの対応も丁寧で、言葉に不安があっても笑顔で対応してくれるので安心でした。
ちなみにドレスコードはスマートカジュアルです。
私は初めて行ったときに、Tシャツと短パンで行こうとしてしまい、慌ててホテルに戻って着替えました(笑)
男性は襟付きのシャツ、女性はワンピースやちょっと綺麗めな服装が安心です。
サンダルやビーチサンダルは避けたほうが良いでしょう。
大切な人との記念日や、デートちょっと贅沢な夜を過ごしたいと思ったら、ぜひ一度訪れてみてください。
言葉がいらないほどの美しさと、非日常の体験があなたを待っています。
地元の若者と一緒に盛り上がる「ルート66」
次に紹介するのは、バンコクのクラブカルチャーを体感したい人におすすめの「ルート66」です。
場所は「RCA(Royal City Avenue)」という、バンコク屈指のナイトスポットが集まるエリアにあります。
ここは現地の若者や観光客で常に賑わっていて、まさに“エネルギーの塊”のような場所です。
私が最初にルート66を訪れたのは、タイ人の友達に連れて行ってもらったときでした。「騒がしいけど楽しいよ」と言われたその言葉通り、店内に入った瞬間から音楽と人の熱気に包まれ、一気にテンションが上がりました。
ルート66の魅力は、その音楽の多様さです。
店内は大きく3つのゾーンに分かれていて、それぞれEDM(エレクトロニック・ダンス・ミュージック)、ヒップホップ、そしてタイポップが楽しめます。
週末は特に混雑しますが、平日でもそれなりに盛り上がっています。
入場料は300~400バーツ(約1,200~1,600円)で、ドリンクが1杯付いていて、かなりコスパが良いと感じました。
服装はカジュアルでも問題ありません。
私はTシャツとジーンズで入りましたが、何も言われずスムーズに入場できました。
ただ、サンダルやタンクトップは避けた方が良いかもしれません。
身分証明書(パスポートかコピー)も必要なので、忘れずに持っていきましょう。
ここでは、観光客同士で友達になったり、現地の人と自然に会話が生まれたりと、人との交流も楽しめます。
バンコクの夜遊びその他のジャンル
活気あふれるナイトマーケット
バンコクの夜といえばやっぱりナイトマーケットです。
私が初めて訪れたのは「タラート・ロットファイ・ラチャダー」でした。
MRTのタイ文化センター駅から徒歩ですぐの場所にあり、アクセスも便利。地元の人から観光客まで多くの人で賑わっていて、その活気に圧倒されたのを覚えています。
このマーケットでは、屋台グルメから雑貨、ファッション、ビンテージアイテムまで幅広く取り扱っています。
個人的には、1品50~150バーツ(約200〜600円)ほどで食べられるタイ料理が大好きで、特にガパオライスやパッタイ、揚げ春巻きは何度食べても飽きません。
ちなみに、最近はこのロットファイ・ラチャダーは一時的に閉鎖されたこともあり、代わりに「JODD FAIRS(ジョッドフェアーズ)」というナイトマーケットが同じエリアにオープンしています。
こちらも非常に人気で、写真映えするおしゃれな屋台が多い印象です。
もう一つのおすすめは、ヤワラート(中華街)。
ここはただのマーケットではなく、歴史と文化が感じられるエリア。夜になると通り沿いに数えきれないほどの屋台が出て、にぎやかな雰囲気に包まれます。
特に海鮮料理の屋台は人気で、私も現地の友人に連れられて、カニの炒め物や牡蠣オムレツなどを堪能しました。
ヤワラートのナイトマーケットでは、食事だけでなく、漢方や中国系のお菓子、お守りなども手に入るので、ちょっと変わったお土産を探している人にもぴったりです。
音楽とお酒で盛り上がるライブバー
ナイトマーケットを楽しんだ後は、音楽のある場所でゆっくり飲みたい…
そんなときにおすすめなのがライブ・ミュージックバーです。
私は音楽が好きなので、旅先ではよく地元のライブハウスに足を運びます。
バンコクで有名なのは、「ハードロックカフェ・バンコク」です。
スクンビットの中心部にあり、アクセスも良好です。
ここではロックやポップスの生演奏を間近で楽しむことができて、観客との一体感もすごいです。
もうひとつ印象深かったのが、「サクソフォン・パブ」です。
こちらはアヌサワリーチャイ(戦勝記念塔)エリアにあり、少しローカルな雰囲気が残る場所です。
ステージはこぢんまりしていますが、演奏のレベルは本当に高く、タイ人のミュージシャンたちの情熱がひしひしと伝わってきます。
ドリンクの価格は150~300バーツ(約600〜1,200円)と、日本と比べるとかなりリーズナブルです。
それでいて、本格的な音楽を楽しめるのはバンコクならではの魅力です。
服装もカジュアルでOKなので、ふらっと立ち寄れる気軽さも良いですね。
大人の雰囲気を味わうジャズ・クラブ
少し落ち着いた夜を過ごしたいときは、ジャズ・クラブを訪れるのがおすすめです。
私が気に入っているのは「ブラウン・シュガー」という老舗ジャズバーです。
ルンピニー公園の近くにあり、緑の中で音楽を聴いているような感覚が味わえます。
ここでは、しっとりとしたピアノやサックスの演奏が中心で、まるで映画のワンシーンに入り込んだかのような気分になります。
カップルで来ている人が多く、静かで洗練された雰囲気がとても心地良いです。
もう一つのおすすめは「ジャズ・オー・ポケット」です。
スクンビット・ソイ33の奥にある隠れ家的なジャズバーで、ここも大人のための空間といった感じです。
演奏者との距離が近く、リクエストも受け付けてくれるので、音楽好きにはたまらない体験になるでしょう。
ドリンクの価格は200~500バーツ(約800~2,000円)ほどと少し高めに感じるかもしれませんが、そのぶん上質な音楽とサービスが受けられることでしょう。
バンコクの治安と夜遊びするときの注意点
バンコクは夜になると、昼とはまったく違う顔を見せてくれます。
ネオンがきらめくナイトマーケットや、音楽が鳴り響くクラブ、個性豊かなバーや屋台のにぎわい……
そのすべてが、旅人の心をワクワクさせます。
私もバンコクに来たばかりの頃は、「こんなに楽しい夜の街があるなんて!」と感動したのを覚えています。
ですが、楽しさの裏にはちょっとした危険やトラブルも潜んでいます。
実際に私も何度かヒヤリとした経験をしたことがあります。
この章では、バンコクの夜を安全に、そして安心して楽しむために気をつけたいポイントを3つ、ご紹介します。
1. タクシーやトゥクトゥクのぼったくりに注意
バンコクでの夜遊びの帰り道。疲れてホテルに戻りたいときに限って、タクシーがなかなか捕まらなかったりします。
そんなとき、やっと見つけたタクシーに乗ったら、1kmくらいの距離なのに、メーターを使わずに「300バーツね」と言われたことが何度かあります。
特に深夜帯は、メーターを断る運転手が増えます。
観光客だと分かると、明らかに通常料金より高い金額をふっかけてくることもあるので要注意です。
おすすめの対策は、配車アプリ「Grab(グラブ)」や「Bolt(ボルト)」を使うことに尽きます。
スマホで車を呼べば、料金も事前に分かるので安心です。
運転手の評価も確認できるので、トラブルのリスクも減ります。
どうしても流しのタクシーに乗る場合は、乗車前に「メーターOK?」と必ず確認してください。
もし「NO」と言われたら、そのタクシーはやめた方がいいです。
また、トゥクトゥクも雰囲気は楽しいですが、観光エリアだと観光客価格でとても高いですし、料金交渉が必要で、相場を知らないと高くつくことがあるので注意しましょう。
2. スリや置き引きに気をつけよう
クラブやナイトマーケットは人が多く、注意力が散漫になりがちです。
特にお酒が入ると気が緩んでしまい、バッグを椅子に置きっぱなしにしたり、スマートフォンをテーブルに放置したままトイレに行ってしまう人もいます。
私の友人は、バンコクのとあるクラブでダンスに夢中になっていたとき、ズボンのポケットに入れていた財布がなくなっていたと言っていました。
ほんの数分の出来事だったそうです。
おすすめは、小さめのショルダーバッグを体の前にかけて、常に目の届く場所に貴重品を持っておくことです。
また、現金は必要最低限だけ持ち歩くようにすると、万が一盗まれても被害を最小限にできます。
スマートフォンも、ポケットではなくバッグの内ポケットなどにしまいましょう。
あと、バーやクラブで席を立つときは、絶対に荷物を置きっぱなしにしないことが大切です。
3. 客引きや怪しいバーには近づかない
夜のバンコクでは、ナナプラザやパッポンといった有名な歓楽街で、多くの客引きが声をかけてきます。
「1杯だけでいいから」「入場は無料だよ」と言われて、つい興味本位で入ってしまう人もいますが、ここに落とし穴があります。
私自身、以前友人と一緒に「入場無料」と言われて入ったバーで、なぜか高額なサービスチャージを請求されたことがありました。
何に対するチャージなのか分からず揉めた末、面倒を避けるために泣く泣く払いました。
こうしたトラブルを避けるためには、事前に口コミや評判を調べて、信頼できるお店に行くことが一番の対策です。
また、しつこい客引きには「NO」とはっきり言って、相手にしないことも大切です。
無視するのが効果的で、ついていったり話し込んだりすると、相手に「この人はいける」と思われてしまいます。
まとめ
今回は、バンコクの夜遊びスポット・おすすめエリア・ジャンル、そしてバンコクの夜の治安と注意事項について見てきました。
バンコクの夜は、本当にバリエーションが豊かです。派手に踊り明かしたい日もあれば、夜景を見ながらしっとり過ごしたい日もある。
そんなさまざまなニーズに応えてくれるのが、この街の魅力だと思います。
私はバンコクに来るたびに、「次はどこの夜を楽しもうか」とワクワクします。
ぜひみなさんも、自分だけの特別な夜遊びスポットを見つけてみてくださいね。