タイでの買い物中、レジで「サマーチック?」って聞かれたことはありませんか?

私、最初は何のことか全然わからなくて、ニコニコしながらスルーしてしまっていたんですよね。

でも実は、これってタイ語で「メンバーカードを持っていますか?」という意味だったんです。​

バンコクに住み始めて半年、気づいたらTopsでの買い物額がとんでもないことに。

毎週のように通っているのに、ポイントを全く貯めていなかったなんてもったいない!と思い、ようやく重い腰を上げてThe 1 cardを作ってみました。

結論から言うと、もっと早く作っておけばよかった!と心から思いました。

本記事では、Topsメンバーカードの作り方とポイントの使い方、セントラルThe 1 Cardのアプリ登録を中心にお話していきます。

The 1(ザ・ワン)とは?セントラルグループの必須メンバーカード​

The 1の基本情報

The 1(ザ・ワン)カードは、タイの大手流通グループであるセントラルグループが発行しているメンバーシッププログラムです。

正式名称は「The 1 Loyalty Platform」です。​

セントラルグループは、タイ国内で非常に大きな存在なんです。

セントラルワールドを始めとするデパートからスーパーマーケット、コンビニまで、本当に幅広く展開しているので、バンコクで生活していると避けては通れない存在と言えます。​

さらに2018年からはプラスチックカードの発行を減らし、デジタルカードへの移行を推進しています。

環境にも配慮しているし、スマホ一つで管理できるから財布もかさばらない、本当に便利なんですよね。​

ポイント還元率と交換レート

さて、気になるポイント還元率についてお話ししますね。

The 1カードの基本的なポイント還元の仕組みはこうなっています。

25バーツのお買い物ごとに1ポイントが貯まります。

つまり、還元率で言うと4%ということになりますね。

ただし、Power BuyやOffice Mateなどの一部店舗では50バーツで1ポイントと、還元率が半分になるので注意が必要です。​

そして、貯まったポイントはこんな風に使えます。

8ポイント=1バーツ相当のキャッシュクーポンに交換可能
800ポイント=100バーツ分のクーポンに交換可能

例えばTopsで毎週2,000バーツ使うとすると、1ヵ月で約8,000バーツ。

つまり月に320ポイントが貯まる計算です。

3ヵ月弱で800ポイントに到達するので、年間で400バーツ以上のクーポンがゲットできるんです。

これって結構大きいですよね!

カードが使えるお店一覧

次に、The 1カードが使える店舗をリストアップしてみますね。

私が実際によく利用している場所を中心にご紹介します。​

>デパート・ショッピングモール系
・セントラルワールド(Central World)
・セントラルプラザ各店(Central Plaza)
・ロビンソン(ROBINSON)
・ZEN デパートメント

>スーパーマーケット・食品系
・Tops Market(ここが一番使います!)
・Tops Superstore
・Central Food Hall

>コンビニ・ドラッグストア
・ファミリーマート(Family Mart)
・マツモトキヨシ(Matsumoto Kiyoshi)

>その他
・Power Buy(家電量販店)
・Office Mate(文房具)
・B2S(書店)

私の生活圏だと、特にTopsとファミリーマートの利用頻度が高いんです。

朝のコーヒーをファミマで買って、週末の食材をTopsでまとめ買いするというパターンが多いですね。

だから、この二つで使えるだけでもThe 1カードを作る価値は十分にあると感じています。​

デジタルカードの活用が主流

先ほども触れましたが、2018年以降、The 1カードはデジタル化を推進しています。

つまり、物理的なプラスチックカードは新規発行が少なく、デジタルが主流なんですよね。​

最初は「カードがないと不安だな」と思ったのですが、実際に使ってみるとデジタルの方が断然便利です!

スマホのアプリを開いて、バーコードを店員さんに見せるだけでポイントが貯まります。

しかも、アプリを開けばリアルタイムでポイント残高が確認できるので、「あと何ポイントでクーポンに交換できるかな」と楽しみながらチェックできるんです。

これが意外とモチベーションになるんですよね。

財布の中でカードが増えすぎて困ることもないし、紛失のリスクも減り、環境にも優しい。

良いことづくめだなと実感しています。

The 1メンバーカードの作り方【オンラインで完結】

さて、ここからが本番です!

The 1カードの作り方を、実際に私が登録したときの経験を交えながら詳しく解説していきますね。

所要時間はたったの5分程度です。

登録に必要なもの

The 1カードを作るために絶対に必要なのは、タイの電話番号だけです。

日本のポイントカードって、名前と住所を書くだけでOKってところも多いじゃないですか。

でもタイの場合は、本人確認がSMS認証中心なんですよね。

タイで使える携帯電話番号がないと登録できません。​

私の場合、AISのプリペイドSIMを使っているんですが、それでも問題なく登録できました。

観光客の方だと難しいかもしれませんが、在住者や長期滞在者なら誰でも作れると思います。

パスポート番号は任意ですが、手元に用意しておくとスムーズですよ。​

The 1公式アプリでの登録手順を4ステップで解説

それでは、実際の登録手順を画面を追いながら説明していきますね。

私が登録したときのことを思い出しながら、つまずきやすいポイントも含めてお伝えします。

ステップ1:公式サイトへアクセスしアプリをダウンロード

まず、The 1の公式サイト(https://www.the1.co.th/)にアクセスします。

サイトを開くと、最初はタイ語表示になっているはずです。

私もタイ語は全く読めないので、ここで一瞬「うっ」となりました。でも大丈夫です。

ページの右下に言語切り替えボタンがあるので、そこをクリックして英語に変更しましょう。

英語表示に切り替わったら、画面下にある「Open」ボタンを探してクリックします。

するとアプリのダウンロード画面に遷移します。

The 1の公式アプリは、iPhoneでもAndroidでも無料でダウンロードできます。

アプリ名は「The 1: Rewards, Points, Deals」です。

容量もそんなに大きくないので、Wi-Fi環境じゃなくてもサクッとダウンロードできますよ。

ここから登録プロセスがスタートします。​

ステップ2:電話番号またはメールアドレスを入力して認証へ

アプリを開くと、まず登録画面が開きます。

ここで電話番号またはメールアドレスの入力を求められます。

いずれかを入力したら、「Continue」ボタンをクリックして次へ進みます。​

ステップ3:SMSかメールで届くOTPコード(認証番号)を入力

その後、すぐにSMSまたはメールで6桁の数字が送られてきます。

これがOTP(ワンタイムパスワード)コードです。

私の場合、入力してから10秒くらいで届きました。

「The 1から、認証番号:123456」のようなメッセージが来るはずです。

この6桁のコードを、次の画面に表示されている入力欄に打ち込みます。

コピペでもOKですが、手入力でも6桁だけなのであっという間ですね。

入力が終わったら、また「Continue」をクリック。

ここまでで、だいたい2分くらいでしょうか?順調に進んでいるはずです。​

ステップ4:個人情報とPINコードを設定

さあ、ここからがメインの個人情報入力画面です。

入力する項目は以下の通り。

・名前(First Name):ローマ字で入力
・名字(Last Name):ローマ字で入力
・誕生日(Date of Birth):生年月日を選択
・性別(Gender):Male/Female/Otherから選択
・Eメールアドレス(Email):任意ですが入れておくと便利
・パスポート番号(Passport Number):任意

ここで最も重要なのが、PINコード(暗証番号)の設定です。

「Create PIN」という項目に、自分で決めた6桁の数字を入力します。

この番号は、後でアプリにログインするときや、ポイントを使うときに必要になるので、絶対に忘れないようにしてください。

確認のため、下の欄にもう一度同じPINコードを入力します。

そして、利用規約にチェックを入れて、「Join The 1」ボタンをクリックします。

これで登録完了です!

思っていたより簡単ではないでしょうか?

注意点:OTPコードの有効期限とPINコードの役割

ここで、登録プロセスで特に注意してほしいポイントを二つ挙げておきますね。

OTPコードは速やかに入力

ステップ3で入力するOTPコードは、到着後すぐに有効期限が始まるので、届いたら素早く入力してください。

私の場合最初にやったとき、通知に気づくのが遅れてしまいました。

結局、もう一度必要事項を入力し直して、新しいコードを受け取るハメになりました。

なので、登録を始めるときは、ちゃんと集中できる時間を確保してから始めることをおすすめします。​

PINコードは超重要!

PINコードは、The 1カードを使う上での「鍵」のようなものです。

アプリへのログイン、ポイントの交換、レジでのポイント利用など、あらゆる場面で必要になります。

忘れてしまうと、カスタマーサポートに連絡してリセットしてもらう必要があるので、かなり面倒です。

メモアプリに保存するなり、覚えやすい番号にするなり、しっかり管理してくださいね。​

レジでのバーコード提示方法

さて、実際にお店でThe 1カードを使ってポイントを貯める方法をご紹介します。

アプリを開いたら、画面下部のメニューバーに「Show QR」というアイコンがあります。

これをタップすると、あなた専用のバーコードと二次元コードが表示されます。

この画面を、レジで店員さんに見せればOK!

店員さんがバーコードリーダーでピッとスキャンしてくれて、ポイントが自動的に加算されます。

画面の明るさが暗すぎると、バーコードがうまく読み取れないことがあるので、レジに並ぶ前に明るさを最大にしておくといいですよ。​

スマホを忘れても大丈夫!電話番号でポイントを貯める方法

「あ、スマホ充電切れた!」とか「アプリが開かない!」っていう緊急事態、ありますよね。

私も一度、スマホが突然フリーズして、レジでとても焦ったことがあります。

でも大丈夫です。

The 1カードは、電話番号を口頭で伝えるだけでもポイントを貯められるんです。

レジで「メンバーカードはありますか?」と聞かれたら、「はい、電話番号でお願いします」と伝えて、登録している携帯番号を教えてあげてください。

タイ人の店員さんは慣れているので、すぐに理解してくれます。

ただし、電話番号を伝えるときは、数字をゆっくりはっきり発音することが大切です。

タイ語の数字の発音が不安な場合は、スマホのメモアプリに番号を書いて見せるという方法もありますよ。

The 1ポイントの使い方

せっかく貯めたポイントを、どうやって使うのが一番お得なのか気になりますよね。

私も最初は「ポイントって貯めてからどうするの?」という状態だったんですが、色々試してみて、自分なりのベストな使い方が見えてきました。

ここでは、私が実際にやってみて「これは便利!」と思った方法をシェアしますね。​

【基本】貯まったポイントを割引券(リワード)に交換する方法

The 1ポイントの最も基本的な使い方が、店舗で使える割引券への交換です。

この方法なら、ポイントの価値を最大限に活用できると考えられます。​

アプリのホーム画面下部に、交換可能な割引券の一覧が表示されます。

ここには、本当にいろんな種類の割引券があるんです。

Topsの食品割引券から、スターバックスのドリンク券、吉野家やかつやなどの飲食店クーポンまで。

私がよく使うのは、Topsの100バーツ割引券です。

これは800ポイントで交換できます。

週末にまとめ買いをするときに使うと、かなりお得感がありますよ。

交換したい割引券を見つけたら、それをタップして詳細画面へ。

利用条件や有効期限を確認してから、「Exchange」ボタンを押せば交換完了です。

交換した割引券は、アプリ内の「My Rewards」に保存されます。

お店で使うときは、この画面からバーコードを表示させて、レジで提示すればOKです。

私が気づいたポイントとして、特定の店舗のクーポンは通常のキャッシュクーポンよりもレートが良いことがあります。

例えば、吉野家やかつやの100バーツクーポンは600ポイントで交換できるので、通常の800ポイント=100バーツよりもお得なんですよね。

よく行くお店のクーポンがないかチェックする価値は絶対にありますよ!​

【便利】ポイントをキャッシュクーポンに交換して現金同様に使う

次にご紹介するのは、キャッシュクーポンへの交換方法です。

これは私が最も頻繁に使っている機能かもしれません。​

アプリのホーム画面に「Redeem Cash」という項目があります。

ここをタップすると、ポイントをキャッシュクーポンに変換できる画面が表示されます。

キャッシュクーポンの素晴らしいところは、1バーツ単位で交換できるという点です。

特定の店舗の割引券と違って、The 1が使えるすべての店舗で現金と同じように使えるんです。

交換レートは8ポイント=1バーツ。

つまり、800ポイント貯まっていれば、100バーツ分のキャッシュクーポンに交換できます。

画面上で交換したい金額(ポイント数)を入力して、PINコードで認証すれば、すぐにキャッシュクーポンが発行されます。

発行されたクーポンは、アプリ内に保存されて、有効期限内であればいつでも使えます。

私がキャッシュクーポンを好んで使う理由は、柔軟性が高いからです。

「今日は予算オーバーしてしまったな」というと時に、サッとポイントをクーポンに変換して、会計を減らすことができるんですよね。

ただし、キャッシュクーポンには有効期限があるので、使う予定が立ってから交換するのがおすすめです。

レジで口頭で伝えてポイントを利用する方法(アプリは不要)

実は、アプリを使わなくてもポイントを使う方法があるんです。

Topsなどのレジで、電話番号を伝えてポイント利用を依頼します。

タイ語では「チャイ・ポイン(ใช้ポイント)」と言えば伝わります。

すると、店員さんが「電話番号を教えてください」と聞いてくるので、登録している携帯番号を伝えます。

店員さんがシステムで確認し、ポイントを適用してくれます。​

私はこの方法を、スマホのバッテリーが切れそうなときに使ったことがあります。

「アプリが開けないかも…」と焦っていたんですが、電話番号だけで済んだので本当に助かりました。

ただ、この方法は店員さんの慣れ具合によって、少し時間がかかることもあります。

混雑している時間帯だと、後ろのお客さんを待たせてしまうかもしれないので、できればアプリを使う方がスマートかと思います。

ポイントの有効期限と失効前に確認する方法

ここで重要なお知らせです。

The 1ポイントには有効期限があるので、アプリや公式サイトで個別に確認してください。

獲得時期により異なるので、定期的にチェックしましょう。

ポイントの有効期限は、アプリのホーム画面で確認できます。

自分が持っているポイント数の横に、小さく有効期限が表示されているはずです。

年末が近づいてきたら、一度アプリをチェックして、失効しそうなポイントがないか確認することをおすすめします。

私は今、毎月1日にアプリを開いてポイント残高を確認する習慣をつけています。

そうすることで、「あとどれくらいでクーポンに交換できるかな」と把握できるし、失効のリスクも減らせます。

まとめ

さて、ここまでThe 1カードについて、私の実体験を交えながら詳しく解説してきました。

正直、私自身、作る前は「ポイントカードって面倒くさそう」と思っていました。

でも実際に使い始めてみると、想像以上に便利で、しかもお得。

今では、Topsに行くたびに「今日も少しポイントが貯まった!」とちょっとした楽しみになっています。

The 1カードの作り方は本当に簡単です。

タイの電話番号さえあれば、スマホ一つで5分もあれば登録完了です。

店舗に行く必要も、書類を準備する必要もありません。

ポイントの貯め方も使い方もシンプルです。

レジでアプリのバーコードを見せるだけでポイントが貯まり、貯まったポイントは割引券やキャッシュクーポンに交換できます。

タイで生活していると、Topsやセントラル系列の店舗を避けて通ることはほぼ不可能です。

どうせ買い物をするなら、ポイントを貯めないともったいないですよね。

タイでの買い物を、もっとお得に、もっと楽しく。

The 1カードは、そのための小さな第一歩になると思います。

ぜひ、今日からでも登録してみてください!