初めてタイへ旅行するときは、「日本の充電器やドライヤーってそのまま使えるのかな?」と心配になりますよね。
でも実際のところ、タイでは日本のプラグがそのまま使える場所がとても多いんです。
しかも、最近のスマホやパソコンの充電器は電圧にも幅広く対応しているので、変圧器を使わずにそのまま使えることもあります。
とはいえ、場所や地域によっては形状が違ったり、電圧の差で壊れてしまう危険がある家電もあります。
本記事では、タイのコンセントの種類と電圧、旅行に必要な変圧器や変換プラグについてご紹介します。
これからタイ旅行へ行く方も、現地で慌てず快適に過ごせるように、準備のポイントをしっかり押さえていきましょう。
タイのコンセント形状と電圧概要

世界には、
・Aタイプ
・Bタイプ
・B3タイプ
・BFタイプ
・Cタイプ
・Oタイプ
・O2タイプ
・SEタイプ
の主に8種類のプラグ形状があります。
国や地域、建物の古さによっても形が違うため、旅行前に確認しておくと安心です。
日本のプラグは「Aタイプ」と呼ばれ、平たい2本のピンが特徴です。
そして日本の電圧は100Vです。
これは世界的に見てもかなり低いほうで、たとえばアメリカは120V、ヨーロッパやアジアの多くの国は220〜240Vです。
つまり、日本の家電は繊細に作られているので、海外でそのまま使うと壊れてしまうこともあります。
では、タイはどうでしょうか。
タイではAタイプのほかに、B3タイプ(丸ピン2本)やCタイプ(ヨーロッパ式の丸ピン2本)が一般的です。
最近のホテルやカフェでは「マルチ対応ソケット」が増えていて、日本のAタイプでもそのまま差し込めることが多いです。
実際私も、バンコクやプーケットのホテルで、日本のiPhone充電器をそのまま使えました。
ただし、古いホテルやローカルゲストハウスでは、丸ピンタイプしか差し込めないこともあります。
そんなときのために、変換プラグを1つ持っておくと安心です。
電圧についても要注意です。
タイの電圧は220V、周波数は50Hz
です。
日本の100Vと比べると倍以上の高さなので、日本の家電をそのまま使うのは危険です。
ただし、スマホやパソコン、カメラなど最近の電子機器の多くは「100~240V対応」となっています。
充電器に小さく「Input: 100-240V」と書かれていれば、そのまま使って大丈夫です。
iPhoneやノートパソコンは変圧器なしで問題なく充電できます。
一方で、ドライヤーやヘアアイロンなどの熱を発する家電は注意が必要です。
これらは日本専用の100V仕様が多く、そのまま使うとショートしたり、最悪の場合は壊れてしまうことも。
どうしても持っていきたい場合は、変圧器を通して使うようにしましょう。
まとめると、
タイのコンセントはA・B3・Cタイプが主流
です。
Aタイプは日本と同じ形なので、ホテルによっては変換プラグなしでも使えます。
ただし、電圧は220Vと高めなので、スマホやパソコンの充電はOKですが、ドライヤーなどは要注意です。
「そのまま使えると思ってたのに充電できない!」なんてトラブルを防ぐためにも、出発前に持ち物をチェックしておきましょう。
タイの電気事情を知っておくだけで、旅先でも安心してスマホや家電を使えますよ。
タイの変換プラグ・変圧器

タイの変換プラグ
実際にバンコクを訪れてみると、日本のプラグがそのまま使える場所も多いんです。
しかし、古いホテルや地方のゲストハウスでは「丸い穴のCタイプ」や「太めのB3タイプ」のみ対応している場合もあり、差し込めずに困ることも。
一度、チェンマイの宿でスマホが充電できず、夜に慌ててコンビニを探したこともありました。
その経験以来、私は旅行のたびにマルチ変換プラグを必ず持って行くようにしています。
タイでは、
A・B・B3・BF・Cタイプ対応のマルチ変換プラグ
を1つ持っておくと安心です。
このタイプなら、タイだけでなくヨーロッパやオーストラリア、ベトナムなどでも使えるので、今後他の国を旅する予定がある人にもぴったりです。
軽くてコンパクトなので、荷物の邪魔にもなりません。
変換プラグは日本で購入しておくのが正解
もちろん、タイでも変換プラグは売っています。
ですが、売っている場所を探すのが大変なんです。
空港や観光地のスーパーなら見つかりますが、値段が高かったり、タイプが合わなかったりすることも。
日本で事前に買っておけば、種類も品質も安心です。
購入先はAmazonや楽天のほか、ヨドバシカメラ、ビックカメラなどの家電量販店、そしてダイソーやセリアといった百均にもあります。
最近の100円ショップは本当に優秀で、海外対応の変換プラグが100円~300円で売られています。
ただし、旅行に頻繁に行く方や長期滞在する方は、丈夫なマルチ変換プラグを選ぶほうが長く使えておすすめです。
USB付きのタコ足コンセントも便利
もう一つ私が重宝しているのが、
USBポート付きの電源タップ
です。
ホテルの部屋って、意外とコンセントが少ないんですよね。
スマホ・モバイルバッテリー・カメラ・ノートパソコン・Wi-Fiルーターと、充電したいものが多いときに、差し込み口が足りなくなることがあります。
USBポート付きのタップなら、ひとつの変換プラグにまとめて差せるので効率的です。
最近は、世界中の電圧に対応したマルチタップも多く、海外でも安心して使えます。
一度持っていけばどの国でも使えるので、旅好きの方には特におすすめです。
タイで変圧器は必要?
次に気になるのが「変圧器」です。
日本の電圧は100Vですが、タイは220Vです。
つまり、日本の家電をそのまま使うと、壊れる・発火するといった危険があるんです。
とはいえ、すべての機器に変圧器が必要なわけではありません。
スマホやノートパソコン、デジカメなどの充電器は、多くが「100~240V対応」になっています。
充電器のラベルを見て「INPUT: 100-240V」と書かれていれば、タイでもそのまま使用OKです。
デジタルカメラやGoProなどのアクションカメラも、ほとんどが100~240V対応です。
旅先では写真や動画をたくさん撮るので、充電が切れると困りますよね。
特にバンコクの夜景やプーケットのビーチ、アユタヤの遺跡などを撮るなら、毎晩しっかり充電しておきたいところです。
変圧器を気にせず充電できるのは嬉しいポイントです。
一方で注意したいのが、
ドライヤーやヘアアイロン
です。
これらは消費電力が大きく、ほとんどが日本専用(100V)設計となっています。
タイでそのまま使うと、モーターが焼けたり、プラグが熱くなったりして危険です。
どうしても使いたい場合は、変圧器を通して使いましょう。
変圧器を選ぶポイント
変圧器を選ぶ際は、次の3点をチェックしましょう。
・「INPUT: 100-240V」対応かどうか
→ タイの電圧(220V)に対応しているか必ず確認します。
・出力(W数)が家電に合っているか
→ ドライヤーなら1,200W以上、スマホ充電なら100W程度でOKです。
・サイズ・重さ
→ 長期滞在ならしっかりしたもの、短期旅行なら軽量タイプがおすすめです。
私は以前、コンパクトタイプの変圧器を1つ買っておきました。
必要なときだけ使えるので荷物も増えず、安心感があります。
実際にタイを何度も訪れてみると、変圧器を使う機会は意外と少ないです。
スマホやカメラなど、ほとんどの電子機器は国際電圧対応です。
ただ、日本の美容家電だけは例外です。
日本のドライヤーは風量が強くて使い慣れているので、私は旅行用に
海外対応ドライヤー
を別途用意しています。
最近は220Vでも使える軽量ドライヤーがたくさんあり、これが一番安心です。
まとめるとずばり、持っていくべきはこの3つです!
1.マルチ変換プラグ(A・B3・Cタイプ対応)
2.USB付き電源タップ
3.必要なら変圧器 or 海外対応の美容家電
この3つがあれば、タイ旅行中の充電・電化製品トラブルはほぼ防げます。
旅行先で「スマホが充電できない!」なんてことになると、せっかくの旅が台無しに。
出発前にプラグ形状と電圧を確認して、安心してタイの旅を楽しみましょう。
タイでおすすめの変圧器

タイに暮らしていて感じることは、「実際に変圧器が必要な場面って意外と少ない」ということです。
とはいえ、電化製品によっては壊れてしまうリスクもあるので、どれがそのまま使えて、どれに変圧器が必要なのかをしっかり把握しておくのが大切です。
まずは消費電力の目安をチェック!
変圧器を使う場合は、家電ごとの消費電力も確認しましょう。
家電製品の消費電力の目安は以下です。
・スマホ:約10W
・デジカメ・シェーバー:約20W
・ノートパソコン:約50W
・ドライヤー:約1,200~1,500W
変圧器には対応できる最大W数があり、これを超える家電を使うと危険です。
小型の変圧器は300W程度までしか対応できないため、ドライヤーなどには向きません。
スマホやパソコン用として持つなら軽量タイプで十分ですが、消費電力が高い機器を使うときは必ず確認するようにしましょう。
おすすめの変圧器
どうしても日本専用の家電を使いたい人は、軽量で信頼性のあるブランドの変圧器を選びましょう。
たとえば、カシムラや日章工業(NISSYO)の海外旅行用変圧器は日本人旅行者にも人気です。
旅行用ポーチに収まるコンパクトモデルもあり、必要なときだけ使えて便利です。
個人的には、「スマホやカメラはそのまま使う」「ドライヤーだけ海外対応モデルにする」という組み合わせがベストだと思います。
荷物を減らせるし、使うときの不安もありません。
海外対応製品を持っていくか、どうしても日本製を使いたい場合は対応W数を確認したうえで変圧器を利用しましょう。
タイ旅行で変換プラグや変圧器を忘れた場合

旅行の準備を完璧にしていたつもりでも、「あれ?変換プラグがない!」と気づく瞬間ってありますよね。
私も過去に一度、ドライヤーを使おうとしたらプラグが合わず、かなり焦った経験があります。
でも大丈夫です。
タイでは意外とすぐに対処できます。
まず試してほしいのが、
ホテルでの貸し出しサービス
です。
バンコクやプーケットなど観光客が多い都市では、ほとんどの中〜高級ホテルで変換プラグや変圧器を貸してくれます。
特に、シャングリラホテルやマリオット系列などの5つ星ホテルでは、ほぼ確実に貸し出しがあります。
また、日本人が多く泊まるゲストハウスやサービスアパートメントでも、フロントに頼めば無料で貸してくれる場合が多いです。
私が以前泊まったバンコクの中級ホテルでも、フロントで「プラグはありますか?」と聞いたらすぐに貸してくれました。
タイ人スタッフも親切な方が多いので、英語やタイ語でゆっくり伝えればきっと理解してくれます。
もしホテルに貸し出しがない場合は、現地調達が一番確実です。
変換プラグや変圧器は、バンコク市内の大型ショッピングモールで簡単に手に入ります。
たとえば、MBKセンターやセントラルワールドなどでは旅行者向けの電化製品コーナーがあります。
※MBKセンターについて詳しくはこちらの記事をご覧ください☟
空港内のコンビニや家電ショップでも販売されていることがありますが、街中より少し割高です。
また、最近のホテルでは、USBポート付きのコンセントがある部屋も増えています。
スマホやワイヤレスイヤホン、ポータブルスピーカーなど、USBで充電できるものはそのまま使えるので本当に便利なんです。
ただし注意点もあります。
USBポートは「低電力機器専用」なので、ドライヤーやヘアアイロンなどの高出力家電は絶対に接続しないようにしましょう。
壊れるだけでなく、火花が出る危険性もあります。
変換プラグがどうしても手に入らない場合は、Power Buy、HomeProなどの大型家電量販店や、Big C、Tesco Lotusなどのスーパーを探してみてください。
店員さんに「adapter plug please」と伝えるだけで通じます。
値段も100〜200バーツ程度(約470〜950円)とお手頃です。
そして、変圧器を現地で買う場合は、ドライヤーなどに対応した高出力タイプを選びましょう。
小型のものだと対応ワット数が足りず、すぐ壊れることがあります。
一時的であれば、ホテル備え付けのドライヤーを利用するのも安全です。
旅行中はスマホやカメラなど、電源が欠かせない場面が多いもの。
慌てず、落ち着いて、ホテル・現地ショップ・USBポートをうまく活用すれば、タイでも問題なく過ごせますよ。
まとめ
ここまで、タイのコンセント形状や電圧の基本、そして変換プラグ・変圧器の選び方や忘れてしまったときの対処法までを紹介してきました。
一見ややこしそうに感じますが、実際は日本のAタイプがそのまま使える場所も多く、きちんと準備しておけば心配いりません。
旅行中にスマホが充電できなかったり、ヘアアイロンが使えなかったりすると、意外とストレスがたまりますよね。
だからこそ、出発前に変換プラグや電圧を確認しておくことが、快適な旅につながります。
もし忘れてしまっても、ホテルの貸出や現地購入など、対応方法はいくらでもあります。
今回紹介したポイントを押さえておけば、タイ旅行中に電源トラブルで困ることはほとんどありません。
安心して思いっきり観光やグルメ、リゾート体験を楽しむためにも、ぜひ事前準備を万全にして出発してくださいね。